珍しく連日更新です。
GPSロシア杯も終わってグランプリシリーズ折り返し地点ですねー

さて、テレビを見ていて広告に苦言を言ってる方を沢山お見受けしました。
広告業の片隅に所属している身としては、
「そんなこと言ってもなー」
と思わざるをえない意見が多数流れてくるのを見かけます。 

確かにフィギュアスケートは美を競う採点競技。あのコッテコテの看板を見て閉口する方が沢山いらっしゃるのも分かるのですが、ちょっと待ったです。
そもそも「大●式やめてよ」とか呟いてる時点で広告成功とかカウントされちゃいますから。
広告とは色んな目的があるのです。

人気のスポーツのフィギュアのスポンサーである事で企業イメージを上げたい、社会に貢献してることを広めたいってレベルの企業も勿論あるし、高須先生みたく困ってるアスリートの支援にって広告出して下さってる方もいらっしゃいます。
が、あまり広く知れていない企業としては、知名度を上げる、認知してもらうが第一目的の可能性が高いです。
そんな企業を捕まえて、あんな悪目立ちするよーな広告を出すなんてセンス悪いとか、もっと目立たない広告に変えろとか

無駄な助言と言わざるをえません ( ˙-˙ ) 
というか、相手からしたら
やったー目だったーこれでいいんだー
とか認識される可能性が高いと思います。

あと、広告主の業種を捕まえてフィギュアに相応しくない。テニスやF1なんかは厳しい選定があるという意見を見かけました。

テニスとかF1とかと比べちゃダメです。
フィギュアスケートはめっちゃマイナー競技です。日本にいたら分からないと思いますが、間違いなく国際社会では、フィギュアの五輪金メダリストよりテニスの錦織くんの方が知名度は上です。
競技人口もファンの規模ももちろん動く資金の金額も全然違います。F1も昔ほどの煌びやかさはないかもしれませんが、全然メジャーです。メジャー故にスポンサーになりたい企業も山のように居るのです。なので、選定が可能なのです。

フィギュアの人気がここまで上がったのはこの5年くらいです。私は10年くらい前から熱心に見てますが、最初の頃は全日本なんて三千円くらいで見れました。大輔さんが男子初のワールドチャンピオンに輝くのに100年かかった事を考えれば、いかにこの状況が日本スケート界にとって、異次元の出来事で突発的臨時利益を得ている気分になるか分かってもらえるでしょうか。
昔飛ぶ鳥を落とす勢いだったアメリカのフィギュア人気の昨今の凋落っぷりを対岸の火事であると誰が言えるでしょう。

長年スポンサーやってくれてた企業もいれば新たに手を挙げる企業もいるでしょう。
果たしてそんな連盟が
君たちは我々のスポンサーに相応しくないよ
なんて言えると思いますか?
私には思えません ( ˙-˙ ) 

それと、壁広告に関しては各試合の開催元が決めてると思います。
勿論当然地元の企業広告を載せるのがベストですが、現在フィギュアの人気は日本以外は低迷しており、手を挙げる企業は日本放送での露出を当てにする日本企業ばかりとなっております。

スケートアメリカの壁に地元の企業広告が増えてたのは朗報です。あの国はやはりどーしてもフィギュアは女子のメダリストが居ないとダメなんですよねー( ;∀;)
バンクーバーもソチも金メダリスト出したのに( ;∀;)
男子とダンスの五輪の金より女子のワールド銅なのね( ;∀;)

というわけで、わりと無駄に腹を立てて無駄に抗議をしてる方が多いなあという印象を受けたのでした。

日本の連盟として壁広告はたぶん全日本とかの方がよく分かるんじゃないかなあと思います。
GPS日本大会はNHKが主催なので、それこそなかなかハードルの高い広告掲載規定があるんじゃないかなあと思います。
どーしてもアレとかソレの広告掲載をやめさせたい方は少なくても英語でツイートしないと主催側に届かないんじゃないかなあと思います。

まあ、流石にアコムでローン組んだらアフターパーティーご招待の企画は閉口しましたけど、それだってまあ、言ってしまえば
サラ金に自分の個人情報流してもアフターパーティーに行ければいいやって人がいれば、それはそれで個人の自由だしねー ( ˙-˙ ) 

という事をツラツラ考えてのでした。