新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

というわけで、新年にふさわしいタイトルですね。
こんばんわ。

いやね。
なんというか
この前書ききったんですがどうしても新年はこのタイトルにしたくて
色々考えてました。

ほんとは、今凄く別の事が言いたいのですが
それはまあ後日というわけで。


もうなんだかクリスマスあたりの全日本で
全てのパワーを使い切り
お正月休みが奇跡の9連休だったにも関わらず
車で遠出さえしなかったし
この後3連休が控えていることすら把握してませんでした。

ひたすらソチ、ソチ、ソチを祈っています。


しかしまあ、何と申しますか
USIMのサポート体勢に盛大に「?」マークを付けていたんですが
流石にここにきて、雑音をシャットアウトできる状況に持っていたのは流石です。

本来、この1ヶ月は完成させたものを成熟させる期間の筈ですが
大輔さんは怪我のケアとクワドの完成という大きな柱を二つ負ってしまいました。

彼に課せられた多くにファンが不安と焦燥と怒りを感じているのは
ものすっごくよく分かるのですが、

なことは大輔さんも分かっているのです。

でもね、いやだいやだと駄々をこねても
団体戦もあるわけで、出るか出ないか分かりませんが
あのメンバーをぐるりと見渡して

リーダーを振るとしたら大輔さんしか居ないじゃありませんか。

団体のリーダーなんて役回り
イヤだって突っぱねたら良いって言い放っている人は

じゃあ、誰にやらせるつもりなんですかねぇ
彼女たちの大好きな浅田さんなのか?
最年長のあっこさんなのか?

謎や


そういうものもひっくるめて

大輔さんは次の自分の演技に彼のこれからの全人生がかかっていると分かっています。
彼だけじゃないです。

彼のチーム
彼の学校
彼の先生
彼の郷里の人々

そして

やはり彼だろうって選んでくれた連盟の人


背負うなとスピードの清水選手が言いました。

皆は素晴らしい言葉だと絶賛してたけど
私は違和感を感じてました。


何故なら

大輔さんの立ち位置と彼の立ち位置は違うからです。
性格も違います。
競技も違います。
何もかも自分の裁量でできていたスピードの王様だった清水選手とは違うのです。

彼の言った事がで印象的だったのは

期待に答えようではなく、期待に感謝して表現したい にしろ

という、その辺りだけかなって思います。

でも、そんな事は大輔さんだってみんなだって分かっていると思います。

でも、

全部背負って歩いていく人じゃないですか。
正直

ここ数年の戦いで大輔さんのメンタルはかなり消耗していると思います。

北島選手との対談や夏の合宿でのインタビューで
彼が四回転を去年の国別対抗からうまく跳べていない事が分かりました。

正直、意外でした。

それをNHK杯で跳べるところが大輔さんが彼ゆえんでしょうけど

それでも、たぶん
練習できなかった状況だったんじゃないかと思います。

クワドを練習すると足が痛む

この連鎖を分かっていてオフに練習できなかったということは

膝が壊れるのが先か、ソチへ行けるのが先か

という選択だったんだろうなと。


ジャンプなんか無くてもいい
フィギュアがジャンプだけの競技なんかじゃない

という人も居ますが、現在の採点傾向からするとこの言葉はナンセンスです。

まずジャンプです。音楽にあってなかろうと、演技として成立しなかろうと

全ての構成通りのジャンプを完璧に跳ばないと点数は出ないのです。
点数がでないということは、それは勝利出来ないという事です。

そして、今の採点で勝利を望むということは
彼の足の具合からして

将来の色々なスケート人生を質に入れての事です。

クワドを跳ぶ

ということはそういうことなのです。


それから、彼にかかってた「ソチへ行かねばならない」というもの凄いプレッシャー。
他の選手にはない彼にだけかかったもの凄いハンパないプレッシャー。

せっかくこれから解放されたのに、新たに加えられた

選んでもらったからには何が何でも良い演技をしなくては

というプレッシャー。


ぶっちゃけ、日本のマスコミなんかまだまだ甘いです。
海外、特にカナダのマスコミなんかはきっと大輔さんの弱点をついた質問を投げてくるでしょう。大輔さんは
「わたし英語わかりません」とは言えないくらいには英語できちゃいますしね。。。

この1ヶ月。
大輔さんは足の治療をし、クワドの練習もし、プログラムの完成度も高め、
それらの外圧を制し

健康に過ごさなくてはならないのです。



でも、彼はやり遂げるでしょう。
そういう男じゃないですか

まあ、それでも厳しい戦いです。
高橋大輔ちゅー看板を守る戦いでもあります。

私らファンは別に大輔さんがソチやら世界選手権での結果でどうこうされることはありませんが、世間はそうじゃないのです。

それら全ての浮き世のありようを
あの苦労人はちゃんと分かっていると思います。


だから、この1ヶ月は本当に大輔さんが
心を落ち着けて
練習と治療に専念し
ソチへ向かって
己を作り直す事を祈っています。


マインドコントロールは
熊川さんのように「俺を見に来たんだろ、みせてやるよ」は無理だと思いますから
ツイッターで回って来たんですが

「こんなに沢山の人が俺の応援をしにきてくれたんだ、ありがとう!」でイケとありました。


その感じで。大輔さんらしく

この一月を過ごしてもらえたら良いなって思います。