一年の最後を締めくくるにふさわしいタイトルです、こんにちわ。

ってか、実家のPC使いにくいいいいいいい
かんだはリンゴ使いなので、世の大半のPCは使いにくいのですが。
でも、さすがにiPhoneでこの記事を書く勇気はなかったです、はい。


で、まあ

なんと申しますか

本当に

昨日の熊川さんとの対談を見ていても思ったのですが

自己過小評価
根は負けず嫌い
昔気質
自己客観視

という感じで、良くも悪くも自分に酔うということのない子やなぁと思いました。

そもそも、この前の選考。
誰かに言われたのか、表彰台が必須だとってくらいに悲壮感たっぷりで
(というかチーム全体がそうだったよね)

ここで失敗したら次はないって雰囲気だったので

そうなんだ!

って思いこみましたけど、ふたを開けてみたらやっぱり「いや、だって高橋選ばなくて誰選ぶのさ」って感じで

あの涙はなんだったのさ…みたいな…なんなんでしょう
思い込みやそこらであんなになるもんなんでしょうか

って気もやっぱり少しします。もしかしたら連盟も割れているのかという思いも捨てきれません。

さてさて、でね

ああは言ってましたけど、たぶんに大輔さんは女子フリーの日、自分はソチへいけないと思っていたと思います。
それがね、ああやって堂々とていうか絶対にメディアの人がカメラに納めるであろう席について関大の子や女子選手をきちんと応援するってすごいなって思うのです。
しかも、隣にたかちゃん状態で。

あの時点で小塚くんは自分が選ばれると思っていたと思うのですよね。たぶん、ほかの選手も。そこにいたっては本当にフジのテレビ放映はどうにかならんのか…って思いますが、それでもああやってあそこに座ってきちんと自分を保っている姿に

私は彼の人としての格を改めて思い知った次第です。なかなかできないと思います。


そもそも、このソチへの選考。
あの場にいたどのスケーターよりもものすっごい外的要因でのプレッシャーがあったのは大輔さんです。スポンサーやテレビや雑誌やそのほか大輔さんがソチへ行く予定で準備されている諸々が彼にどのくらいプレッシャーを与えていたか、考えると涙が出ます。
女子はね、そもそもさほど問題になるメンバーじゃなかったし、羽生くんは楽勝だろうって思ってた中で、けがもあり四回転に不安をもっている大輔さんは、きっと本当に精神的にかなり追い詰められているだろうなって思ってました。

それもこれもフジテレビが…(-""-;)



いけて本当に良かった。。。

ショートの演技、正直最初に立った時点でフォーカスできてないのはわかったので、たぶん駄目だろうってのはわかっていたのですが、3Aを降りてすぐ転倒、そこからコンボもやっとな状態、いつもより浅いエッジワークと見るにつけて、

どれほどのけがだったのかと愕然としました。

そうなんです。本当にね彼は客寄せパンダというか、自分が集客マシーンであることはわかっているのですよ。だからこそ、バンクーバーの後すべての主要な試合に出ているわけで、たとえば2012のコロラド四大陸、本当は出る気はなかったけどああいう試合も経験かなって思って出ることにしましたみたいな発言がどっかにあったと思いますが、
そっから先の試合でコロラドみたいな標高でやることないやん。。。ただでさえ人気のないアメリカでのグランプリファイナル。大輔出なかったらどんなことになってたか…と思うと、何故彼が引率の先生しながら四大陸に出てかということは、おのずと知れるわけでして、

その高橋大輔が日本開催の主要な国際大会を直前でぶっちする

ということの意味を、その本当の危機を もっともっと考えるべきだったなぁと痛感しております。あのタイミングだったからもうしゃーない行くかってなった人も多いと思うけど、もっと早く出ていたら、きっと空席も多かったと思います。ホテルとエアがキャンセルできないって理由を結構現地で聞きましたもん。。。

それか、ある意味首都圏とかでの開催だったら、まいっか。行かなくてもって人ももっと多かったかもしれません。


そういう部分も含めてですね
本当に フィギュアスケートの未来 について 彼はただの選手の身にしてはあまりにも重い責任を勝手に負わされちゃってるわけですよ。

苦労はしてきていますからね、お金のない時代も、男子が人気のない時代も知っているわけです。
だから、彼が夏頃現役続行に含みを持っていたのは、彼より若い選手が彼より先に引退宣言しちゃったので、ちょっと考えてしまったとありました。

具体的には真央さんと織田氏の名前が出てましたけど、これ絶対真央さんです。
大輔さんと真央さんは日本の集客の両翼です。大輔さんはあっこさんは自分と同じタイミングで引くことは考えていたと思いますが、まさか自分と同じタイミングで真央さんまで去るとは思ってなかったのです。びっくりしましたって言ってたもん。

でね、今年のAOIとDOIです。羽生くん一人の力ではどちらも埋まらなかった。
その事実が連盟と大輔さんに重くのしかかったわけです。

大輔さんは、自分と浅田さんの後たった一人で日本のフィギュアの経済を支える羽目になるたった19歳の羽生くんが心配だったんだろうなって思います。

だってね、たとえば来年四月にさ団体戦があるわけですよ、日本で。
いきなり羽生くんキャプテンとかかわいそうやん、でもやる人おらんやん。。。真央そこまでくらいはやってあげなよって私今でも思ってるよ。。。

しかしですね、

たぶん

表には出ていませんでしたが、2013年1月に病院での目撃情報もありました。足の状態は今出ている情報よりおそらくよくなかったのではないでしょうか。
ここから先はフィギュアは空中戦です。集客のためだけにぼろぼろになるまで続けるのは、それはそれで勇気のいる決断です。

それに、彼はやはり 関大の高橋大輔選手 という環境が居心地が良いというのもあると思います。引退すれば、チームは解散です。彼はひとりで立たねばなりません。

日本スケート界の行く末と己の進路と迷ってるうちに時はきました。

初戦のJO前にロシア合宿、靴の変更、体調不良、足の怪我(そもそもこのけがはもう慢性化している可能性が高いとにらんでいます)

昨日も書きました通り、オリンピックイヤーの初戦はものすごく大事です。言ってしまえばここの出来栄えでメダルの色が決まるくらいのインパクトがあります。

幸い、翌週にPさんも羽生も大輔さんに付き合ってぐだぐだだったので事なきを得ましたが、
スケアメの優勝メンバー

メリル・チャーリー
ボロトラ
真央

はいずれもさすがはソチの金メダル候補だって感じの演技でした。大輔さんはここに照準をあわせなくてはいけなかったはずです。

それができなかったのは

こんなことは言いたくないけど

私は、すでにD1skはなかば崩壊しているのではないかと危惧しています。
いや、メンバーはいるんだよ。もちろん。で大輔さんを大事にもしているんだよ。
だけど、結局彼らは自分たちをどこに連れて行けばいいのかわからないのではないか

という危惧です。

D1skの頭は大輔さんです。だから大輔さんの迷いはそのままダイレクトにチームの迷いになります。
そして、もはやバンクーバー以降の高橋大輔の前に道はないのです。彼と彼のチームは自ら切り開かなくてはなりません。

試行錯誤は続いていたと思います。たまたま成功したエディアへの靴変更、スケーティングの向上、ボルト抜き手術の成功で迎えた2011-2012シーズンは唯一手持ちの材料で何とかなりましたが、そこからさらにエッジの変更での失敗、振付師の選択の失敗、プログラムの作成スケジュールの失敗、プログラム変更の失敗、アドバイサーのアドバイスの失敗、コンディショニングの失敗
となると、もはや大輔さんが頭の状態ではどうにもなりません。本来、ここは総合コーチの歌子先生の出番のはずですが、彼女はいみじくも昨日の番組で
もう隣に座って見守っているだけの状態と告白しております。

本田先生も靴とエッジの交換を「え?この時期に?」と思ったとありますが、強硬に反対はしていません。

渡辺氏も大輔さんの明らかなオーバーワークを止めるに至っていません。

少なくてもこの三人に関しては、大輔さんをもう止めることができない状況であるということです。アウトコントロール状態です。唯一

これが正しいと思う

と強硬に囀ったニコライに大輔さんは従いました。彼は指導してくれる誰かがほしいのです。
それはもはやチームには存在していないという状態です。

そんな彼の

どこへ行けばいいんだろう
どうすればいいんだろう

っていう葛藤が昨日の番組で見えた気がしました。


引退後の進路もそうです。

彼はたぶんわかっているのです。自分が岐路になるかどうかってことが。

楽な道もあります。
本田先生や田村先生のように引退して傍らショーに出て、コーチをする。織田くんのように。
あるいはその人気を使って
荒川さんのようにプロのスケーターになって各地のショーを回り、講演会などで過ごす。

しかし、本当はわかっているのです。

高橋大輔という選手にはもっともっとこの先の日本フィギュアスケート界の未来を変える事ができるということに。

それは、浅田真央にも安藤美姫にも荒川静香にもできません。

絶大な人気を誇り、集客力もあり、かつ 表現力で世界中を魅了しているアーティストである高橋大輔にしかできない

フィギュアスケートの未来です。

昔、大輔さんは学校が作りたいと言っていました。この前羽生君は似たようなことを言った時に私は「最近大輔さんが言わなくなったからって、よりによってその発言をするか」と憤りましたが、その後大輔さんが本で「どうしてあの頃そんな大きなことが言えてたのかわからない、困難なのがわかっているので、今はとても言えない」という発言をしています。何のことかは書いてなかったですが、たぶん学校のことだと思います。

昨日の熊川さんとの対談で

芸術監督

という言葉が出ていました。幸いというかこのタイミングで強力な選手がみんな現役を去ります。今ならそんじょそこらの国では望めないようなすごいメンバーでのショーが組めるでしょう。しかし、ただもち曲を滑るだけのショーなら芸術監督なんて必要ないのです。

フィギュアスケートにしかできない、それも現役ではないプロスケーターにしかできない、今までになかった日本だけのアイスショー、プロのスケーターでしか成立しないトータル芸術な本物のエンターテイメント。

大輔さんは、フィギュアスケートの熊川さんを 理想にしている というか

それができるのは 大輔さんだけです。

そして、それができれば日本のフィギュアは一過性のブームではなくなります。アメリカのように衰退させたくない
今の盛り上がりを消したくない

大輔さんはそう思っているはずです。

けれども、それは果てしない茨の道です。しなくてもいい苦労もあるでしょう。
しがらみを捨て、誰かを傷つけ、返す刀で自分も傷つきながら
たった一人で誰も進んだことのない道を

彼の歩みが止まるまで たった一人で進んでいかなくてはいけない道です。

でも、大輔さんは知っているのです。
自分が今踏み出さなくては 日本のスケートはこれ以上の発展はしないのです。

スポーツになりつつあるフィギュアスケート。大輔さんがジャンプは曲に合わせて飛ばなくてもいい、ジャンプは成功すればいいのだと言っていました。
恐ろしいくらい彼はフィギュアスケートが最早変わってしまって、彼の持ち味がただの自己満足になっていることを理解しています。

熊川さんが聞きました。

メダルがほしいか
いい演技がしたいか

大輔さんは両方といいました

しかし、リアリストの熊川さんにはわかっています
たぶん、どちらかを選ばないとどちらもはないと

大輔さんはなんと答えたのでしょう。

答えはもしかしたらソチが終わってから教えてもらえるかもしれません


しかし、大輔さんは古き良きフィギュアスケート、まだ個性がありスポーツなのにアートだった頃のフィギュアスケートを滑り、メダルを狙える

最後の一人です


彼の手にしかなしえない
困難で果てしない道があります。

彼が怯え戸惑うのも無理ありません。
ソチへの道だけでも不安と苦労は計り知れないほどありました。

それが永遠に続きます。
メダルというご褒美もありません。
果てしない戦いです。

本来、弱く優しい人の気持ちに寄り添う性格の大輔さんには苦痛ばかりの人生です。

目の前にそれなりの幸せがあります。

それを捨ててあえて茨の道を進めと
誰が言えるでしょう
誰が進みたいと思うでしょう

でもね、たぶんね

あのフリー

2本目の四回転
スリーターンを入れたとき、私の涙腺はぶわっと崩壊しました。

ああ、行くのね君はその道を
たとえ表彰台を逃しても
ソチへいけないとしても

君はその道しか進めない人なのだ


最後の力を振り絞って進むwindeing roadに感謝の心の載せて

君は困難な道を進むのだろうと

だから、彼は茨の道を進むんだろうなって思います。
熊川さんもわかってるからああいう話になったんだろうなぁと。

今、大輔さんはアドバイスしてくれる人を心から欲していて
それを外から見てしてくれる人がいて

本当に良かったと思います。


こんな時にテレビなんか出すなよ とか
何言われるかわっかんないやん とか
大ちゃん怪我をケアしないといけない時になんでこんな とか

思っていてすいませんでした。

今、まさに大輔さんに

ナウとウィルで必要な人でした。熊川さんありがとう。
大輔さんからの連絡にだけは返信したってください。


高橋大輔という人は弱い、本当はメンタルは豆腐で優柔不断で怖がりで
およそ アスリートに向いている性格ではない

けれども

彼が血だらけでばあんてぶつかっては跳ね返され
あがき苦しんで進んでいる道は

彼にしか進めない 黄金の道だと思う

過程でもっと弱いものを切り捨て
過去を捨て
誰かを傷つけ押しのけ
己だけを信じ
強引に進んでいれば

もっと簡単に勝てるのだろうと思う

けれども、彼はそれをしない
それはできない

できない大輔さんを私たちは愛していると思う

かつてない塩加減で言い切ってしまおう

愛しているよ


君がその道を選ぶのに躊躇うことはあるだろう
戸惑うことも
恐れることもあるだろう

けれども、君がその道へ一歩を踏み出すなら
君が必要とする助けは必ず現れる

君が捨てなかったものから
君の未来は広がるだろう

私たちは

そんな君の行く末を
きっと応援するだろう


あと1か月

残り2試合


強くはなれない
弱いままでもいい
迷いながら
たくさんのものを背負いながら

君は進むんだろう


成功してほしいと思う
君はあんな悲しい涙で最後を迎えていい人ではない

新たな道をいく最高の武器を手に入れてほしい
新たな道をいくための出来る限りの推進力を手に入れてほしい

君のこれから先の人生も
きっと波乱万丈でジェットコースターで
はらはらどきどきで涙なみだで

心休まることはないんだろうけれども


それでも、君の手の中には
まだきっとあるはずの力が残っていると思う


がんばれ!頑張っているのは知っているけど
がんばれ!


負けるな!

がんばれ!高橋大輔!
ずっとずっと応援してる!!























ものすっごい塩加減で今年を締めます。
皆様、来年もよろしくお願いいたします!!
よいお年を!