20キロ 関門閉鎖の悲劇 | サロマ・アゲイン  そしてロングトライアスロンへの挑戦

20キロ 関門閉鎖の悲劇

それは突然やってきた。

「あと1分ですよ~。」

かなり遠い。というか見えなかった。私はダッシュした。周りの皆さんはどうしたことか、ダッシュもせず、今までの走りを続けている。

「それじゃ、間に合わないのに・・・。」

と思いながら、間にあう距離なのかともそのときは、関門がみえないので、そう考えていた。

「ダッシュすれば、間に合うだろう。」

とも考えていた。


ところが、


「はい、閉鎖です。」(こんなようなことを言っていたと思う。)

突然の閉鎖に驚くとともに、唐突にやってきたその場面に、「関門にひっかるなあ~。」とも考えていなかったので、ただただ、呆然とそこに立ち竦んでいた。


後ろにも多くの仲間がいた。あとで聞いたらここにkanapapaさんもいたとのことだった。


私は、この状況をどうも頭のなかで整理がつかないまま道路脇によけて立ち止まっていた。

たしかにギリギリランナーであるわが身としては自認しているので、閉鎖までの余裕?時間は1分程度で順調に?走っていた。前半の下り坂も押さえて走るようにした。多くの先輩たちのアドバイスを反芻しながら走っていたつもりだった。水も取れないだろうからペットボトルも持参した。自分なりに万全だと思っていた。

なのに、ひっかかってしまった。

帰宅後、今回のストンと納得できない原因を考えてみた。


1 ガーミン君は使えない?

 というか、ガーミン君の使い勝手をフルに活かしていないということか。今回の大会は、私が参加した中ではもっとも関門に厳しい大会であった。また、予想以上の多くの参加者がいた。したがって、スタートの合図とスタートラインを自分が超えるタイミングに数百メートルの誤差が生じる。

 しかし、この誤差を疲れてきた頭で理解できなかったようだ。というのはスタートの合図のときにガーミン君のスタートを押すと、スタートラインを超えるまでの距離も走った距離に加算され、その分の時間も当然加算される。

 しかしながら、この距離に惑わされて、関門までの距離に心の中でガーミン君がすでに20キロを超えているためスキができたようだった。この距離の差は自分の頭で都度、確認して走っていたつもりだったが、やはり体が認識してなかったようだ。

 

2 給水時間ロス

 ガーミン君の1キロごとのタイムを見ると、次のようだった。

  1キロ 6分35秒

  2キロ 5分14秒

  3キロ 5分28秒

  4キロ 5分19秒

  5キロ 5分17秒

  6キロ 5分30秒

  7キロ 5分19秒

  8キロ 5分21秒

  9キロ 5分33秒

  10キロ 5分28秒

  11キロ 5分37秒

  12キロ 5分11秒

  13キロ 5分35秒

  14キロ 5分20秒

  15キロ 5分34秒

  16キロ 5分52秒

  17キロ 5分39秒

  18キロ 5分42秒

  19キロ 5分39秒

  20キロ 5分38秒

となっていた。

 給水所後の6キロ地点、11キロ地点、16キロ地点のタイムがその周辺タイムに比べ増加していることがわかる。これは明らかに給水所で手間取ったことが伺える。次回は給水所をできればよらないで走れるような準備が必要だと反省した。

 ちなみにGTメールの記録では、

 10キロ 56分09秒 (関門時間 57分→51秒前に通過)

 20キロ 1時間52分10秒(関門時間 1時間52分→10秒オーバー)

次回は、もう少し余裕の持てる走りをしたいものと考えた今回の大会でした。

来年はぜったいゴールします。みなさんと一緒に祝杯をあげたいと思います。