<ヒューマン・スリラー>
監督:チョン・ヘソン
出演:チョン・ヘソン
『ショートショートフィルムフェスティバル』で上映された短編映画なのですが。
私はなぜ韓国映画が好きなのか。改めて感じる事が出来ましたね。
特に宣伝される事もなく、密かに上映されていた短編映画であるのに、本当に面白かった。
短い時間の中に詰まったドキドキ感。スピード感。人間の恐ろしさ。非力さ。そして本能。
韓国映画特有の矛盾まで含め。全て。楽しめて。
私は、キム・ギドク監督の『嘆きのピエタ』に代表されるような、人間の「性」や「矛盾」を狂おしく表現している作品が大好きなので。
これもまた。
ラストに感じるのは二つの相反する感情。恐怖と安堵。
そして、エンドロールが流れ始めた時、先のストーリーに対する不安が襲って来る。
ズシン、ときましたわ。