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<シュール・ミステリー>

    監督:イ・ミョンセ

    出演:カン・ドンウォン、イ・ヨニ

 

 

だいぶ前に一度観たのですが、今回再び観直しました。

なんともミステリアスで。不思議な映像が続く個性的な作品でございます。

 

群盗:民乱の時代 』のせいか、私の中ではめっきり美俳優さまとなっているカン・ドンウォンさんですが、この作品では全くその要素を潜めております。

少し混乱気味の、悩める小説家を熱演。こんな彼も悪くないですね。

 

こういう作品と言うのは、「吸い込まれる」か「眠くなる」か。どちらかだと思うのですが。

私の場合、初めに観た時は「吸い込まれ」、今回はちょっと「眠くなった」。。。結局、前回は無垢な状態で観ているので、素直に楽しめたんでしょうね。

 

でも今回は我が家のリビングで冷静に観たせいもあり、イ・ヨニさんの「頑張っています系」の演技とかが鼻につくし。

(今ちょうど『主君の太陽』を見ているので)、コン・ヒョジンさんの顔が嫌に地味だなとか。。。そんな余計な事を考えてしまって。

 

引き込まれるか眠くなるか、常に紙一重の不思議ワールド。

 

『マルホランド・ドライブ』を初め、不思議な世界感の映画は昔から大好きで。たくさん観ておりますが。。。旦那や友人はもれなく「眠くなる」と。

やっぱりこの手の作品は、心身ともに健康な方には向かず、私のように、たまに自身も不思議ワールドに突入する。そんなタイプの人間の方が楽しめるのかも知れませんね。

 

そして。

「ミミ、美容院の娘」というセリフで思い出したんだけど。東方神起チャンミンさんの『Mimi』もそうだなぁ、と。考えたら基本のストーリーも同じだもん。

原作が同じなのだろうと思ったけど、この映画は監督が原案&脚本なので。この作品が原作って事になるのかな。

あちらは普通のラブストーリー風で。全く別物に感じますけどね。

 

あと。

以前、銀座の『ルパン』の前を通りがかった時、どこかで見たなぁと思って。『ルパン』は太宰治さんなどが通ったといわれる老舗の文豪バーで、昔から知ってはいたけれど。

今回、この作品の中で見たんだったと分かり。すっきりしました。