<クライム・家族>
監督:ポン・ジュノ
出演:キム・ヘジャ、ウォンビン
私のオススメ映画の一つです。
ウォンビンさん、ハンサムなのに。スゴイね。こういう役をどっぷり出来るって。
ただハンサムなだけの俳優さんがやったら、アイドルが変な格好をしてやるコントみたいになっちゃう恐れもあると思うんだよね。
演技力もそうだけど、人間的な影の部分とか、人生への言い知れぬ思いとか、色々と考えている人じゃないと難しいでしょ。
顔がキレイな俳優さんて、その美貌が邪魔になる事も多いと思う。顔が整っていればいるほど表情が出にくいし、「キレイ」という看板が他の要素を隠してしまうから。
スンホンさんとか。良い例ですわ。演技力うんぬんは置いといて、やっぱり「そういう役」しか望まれてない気がするし。もしキレイではない役をやったとしても、あの顔が邪魔すると思う。やっぱりね。
シャーリーズセロンばりにやればね。やれる訳だけど。。。『モンスター』を観た時は本気でビックリしたもん。
スゴイ女優だなぁ、ほんと。役になりきる為なら、「自分」なんて簡単に捨てられるんだね。まさに、ザ・女優。カッコいい。
ポン・ジュノ監督は、『殺人の追憶 』も『グエムル ~漢江の怪物 』もチョアで。
次回作の『海にかかる霧』もとっても期待してたんだけど。。。あれ、監督は別の方なのね。
プロデュースや脚本だけと監督作品とは、やっぱり全然違うんだよなぁ。当たり前か。
で。これ。
ラストがいいんだなぁ~。切な過ぎるけど。
ズシンと響いたものが、そのまま心に残る。その何かは流れずに留まり、私の一部になる感じ。映画を観る醍醐味、ここに極まる。
私がなぜ韓国映画が好きなのか。。。まさに、これが答え。なんですよ。