またしても「整備レンチ」です(笑)
マニアックかつ、長いブログですいません。

でもね、ちゃんと仕事の合間にですよ。
気分転換に「整備」...素晴らしいじゃないですか。

今日は「アイドルコントロールバルブ」って箇所を。
ひらたく言えば、アイドリングを一定に保つ役目をしてるの。
(ここだけが、その仕事を担っている訳ではないんだけど)

アイドリング。
車が停まっている時の、エンジンの回転数って。
だいたい、1,000rpmを切るぐらい...
500~800rpmぐらいです。

もちろん、普通は、ここら辺りで「一定」を保ちます。
が!我がシトロエンは違います(笑)

低いときは「ストールするんじゃないか?!」...
ってぐらいに低いのです。300rpmとか。
逆に、高いときは、1,800rpmぐらい!
1,800rpmって、アクセルを踏んで、走ってる時と同じです。

このバラつき...異常です。

昨今の日本車は、都内を滑らかに走ります。
オートマミッションは、低い回転数で。
実に、スムーズにギアを繋いで行きます。
1,800rpm前後でしょうか。

普通にアクセルワークをしていれば。
まず、エンジンの唸る音を耳にする事はないでしょう。


「アイドルコントロールバルブ」を掃除したら。
「アイドリングの調子が良くなった」と。
同じエグザンティア乗りの方から情報あり。

やってみる価値は大あり。


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ドライバーの先の場所に、それがハマっていました。
これはすでに取り外した図です。
小耳に挟んではいたけど、外しにくい場所でした!
トルクスドライバーが入らない....


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取り外してみてビックリ!見てください!このバルブの先端を。
ススで真っ黒じゃないですか....


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これが、ススを拭き取った状態。
輝きが全く違いますよね!



慎重に取り付けを終えて。さあ!エンジン始動!
これだけ、目に見えて状態が変わったんだから....
やっぱ、激変を期待しちゃいますよね!

キーを回して、エンジンをかけると....

「ぬぉ~!どうしたのよ!エグザン君?!」

アイドリングの回転数が、あれよあれよと上がって行き....
気づけば、3,000rpm に達しているではないか!

こんな回転数はね、山をローギアで登ってる時の回転数よ!

なにが起こったか分からずに居る俺を尻目に。
回転数は、まだ上がろうとしているではないか!

唸りまくるエンジン。
騒音も結構なもので。
通りすがりの小学生に、こっちを凝視される始末。

次の瞬間。
俺はエンジンを切っていた。
心臓ドキドキ。

「鶴の恩返し」的な。
見ちゃいけないものを見てしまい、焦って扉を閉じた。
まさに、そんなノリ。

勇気を出して、再度、エンジンを回す。

同じだ....

こうなったら、思い切って、走ってやる。
とりあえず走って、問題があったら、整備工場に連絡すればいいし。

もうね、走ってる最中からおかしい(笑)
だって、アクセルを踏んでる時は、2,300rpmぐらいなのに。
信号などで、アクセルを緩めていくと...
本来は、そのまま回転数が下がり、アイドリングに入るのに。
今日の場合は、アクセルから足を離すと、逆に回転が上がると言う!
4,000rpm近くまで上昇すると言うね(笑)

当然、低速になるたびに、この繰り返しな訳だから。
ノッキングも相当なもので...
はたから見ると「あの車は一体何をやってるんだ?!」って(笑)
マニュアルの繋ぎが、まだ出来ていない教習生じゃないんだし。


燦々たる状態に不安を抱き。
でも、作業自体は完璧なはずなのにな~。

こんな事を、3周ぐらい繰り返しているうちに。
回転数はどんどん下がっていき、やがては正常値に!

なんだかよくわからない不安が残りつつも。
行きつけの整備工場で、対処法を聞いてみた。

結果。
取り外しの際に、コネクターを1度抜いた為に....
アイドリングに関するコンピューターが、リセットされたらしい。

ふ~。