ホンダ トゥデイ mタイプ オートマチック JW1型 の納車準備を本日は午後からやってました。


ずっと雨ばかりだったので、寒いとはいえ心地よい快晴のもと仕事できました。



可愛いフロントマスクとMM思想の魅力的なパッケージング、2気筒の軽やかなエンジンサウンドが魅力のモデル。


この車両も遠方へ嫁ぎます。


このJW1は入庫してから2年弱くらい、広告掲載して1年と少しくらいの在庫期間でした。


現行車両の在庫なら不良長期在庫だけど、旧車だから長いと言えるのかな?いや、でもやはり長めなのか!!旧車はポンポン売れるものじゃないし、ウチの場合は誰にでも売らないから余計なのかもしれませんけれど。


とにかく問い合わせはわりと多かったんですけどね~中々注文はいただけなかったですね( ノД`)


すぐ売れなかった理由は、たぶん前オーナーさんに色替全塗装されてしまっていることとか、エンブレムデカールが無いとか、オリジナルにトコトンこだわる人から見れば興味を持ちにくかったのかもしれませんけれど。

あとはマニュアルシフトじゃないとか、エアコンが不調とか、ですかね。

スターレンジオートマも慣れれば楽しいのに!!エアコンだって、2気筒の550ccという排気量、しかもターボもついていない昔の軽だからスイッチONした途端にパワーダウンしストレス感じる走りになるわけで、ボクならJW1には要らない装備だと思ってるんだけどね。たしかに日本の夏は暑いけど、このあたりわかってる人ならエアコンをこの車にやたら求めるってことないわけで。

きっと今どきの軽と同じようにお気楽に維持できて走るぐらいに大いなる勘違いしてる人が多いってことなのでしょうか。

とにかく、みんなエアコンエアコンって連呼していた方が多かったな~!!


お約束のリアゲートの錆腐食も皆無だし、綺麗なコンディションだし、セル一発始動の調子の良い車なんだから、あとからチョイと手を入れればオリジナル戻し含めてどうにもでなることなのにね。

そんなに選択肢があるほどタマも現実には無いのにね~。

いまだ1万円くらいでいくらでも見つかると勘違いしてる時代錯誤な方たちも多いようですしね。


でも、なんだかんだと、この車両も結果的には良いお客様と出会えました。めでたしめでたし(*^-^*)



進捗報告。


少し前に修理・整備でお預かりしたホンダ シティターボⅡ前期です。




おおまかなところでは、新品燃料ポンプ、ウォーターポンプ、カム&クランクシールの交換、エアコンコンプレッサーのオーバーホールとエアコンガスチャージをしました。

現在、オルタネーターのオーバーホール中です。これが終われば納車できます。

他にもルーフライニングのリペアはどうでしょう?デジタルメーターの不調は?とオーナーさんからリクエストはいただいていましたが、一気に仕上げると費用も高額になってしまうし、まずはこの個体の場合はとにかくエンジン修理のためにお金はプールしておいたほうがいいのではないかな、と自分は思いましたので、その他の作業は次回にすることをお薦めはいたしました。

たしかにルーフライニングなど劣化でカサカサなので、オーナーさんの早くキレイにしたい気持ちはよくわかるのですけれど。


また、なぜ今回タイミングベルトの交換表記が前述になかったのかと申しますと、この車両、蓋を開けてみれば不思議なことにタイミングベルトは最近に交換されている感じなのですが、オイルシール類やウォーターポンプがなぜか一切交換されてませんでした。

普通はタイミングベルトを交換するならウォーターポンプやカムクランクのオイルシールなどは工賃節約の観点からも同時交換作業が基本です。

だからベルトは油の付着も運よくなくて、状態も新品に近い感じだったので再使用となったわけで交換表記しなかった次第なんです。

でも、よくみればオイルシール類は手つかずの30年経過車両なだけに、オイルは滲んでおりました。

タイベルを手を入れたのは以前のオーナーさんなのか?それとも今年初めにこの車を販売した販売店さんが部品を探すことができなくてベルトだけ仕方なく変えたのか?本当のところはどうなんでしょう??謎です。


あと点検して気になることが・・・・

これはエンジンのヘッドガスケットの寿命が近いことを予感させる症状が若干。ヘッドカバーパッキンじゃあないですよ!

どのみちヘッドガスケット交換するにせよ、最低限ヘッドまわりのオーバーホールも一緒に行いことになるので、そのためのオーバーホールに必要な部品一式をすべて揃えてからでないと手をつけられないですし、当然のことながら必要な部品は製造供給廃止部品ばかりでまったく揃わずなので、とりあえず車両はお返しするかたちになります。

ヘッドガスケットのみ入手できれば作業OKというわけには現実にはいかないですから。


程度上物、走行距離も8万キロ台という謳い文句で、今年の初めには自動車雑誌の古いクルマをピックアップするコーナーにもとりあげられていた個体なのだとオーナーさんから聴いておりますが、売っていた販売店さんは販売時にこの症状には気がついていなかったのでしょうかね?

古い車はどのタイミングで不調が出てくるか予測できないこともあるからなんとも言えないですけれど。

なにはともあれ諦めてしまってはシティターボ君が可哀想ですね。それに安い買い物でもなかったでしょうから。

とにかく部品が揃うことを祈るばかりです。



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クラインクラフト

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