【電車の思考】 | 電子文学

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■本邦初の電子書籍レビュー

こんにちは。


連休ですね。何もやる気が出ないのですが、久しぶりに時間外の電車に乗って、目を瞑って人生とアフィリエイトについて考えていますと、目の前にアラフォーのお嬢さんたちの3人連れが立ちました。


嫌な予感がしたのですが、案の定、約30分も宇宙語の連発です。


「山岸さんて、酔わないわよね~」

「いや、本当は回ってるらしいわよ、私聞いたもの」

「まあ、あれでは旦那も非常勤なのがわかるわね」

「ええ。確かに高島屋だったと思うわ。私、見たもの」



こういう会話をするものは、不思議と1車両に1組程度で、その音量は、当人たちの耳が拾う周波数よりははるかに大きいものになっている場合がほとんどです。


また、二人が均等に会話に参加しているかというと、どうもそうではなく、明らかに「主」の話し手と、それが途切れないように、絶妙のタイミングで「合いの手」を入れる「補助」の役割をなしているものがいます。


とめてくれればいいのに。


会話自体を楽しむというよりも、どうも周囲の人にエンターテイメントとして聞かせたいという欲求があるのではないか?とかんぐってしまいますが、別に私は橋本さんの昨日のロールキャベツの出来について、たいした興味はありません。


古来より、わが国では、この関係は様式化されており、能では、





【シテ方】


能の主人公は「シテ(為手、仕手)」と呼ばれる。多くの場合、シテが演じるのは神や亡霊、天狗、鬼など超自然的な存在であるが、生身の人間を演じることもある。


【ワキ方】


シテとともに能に不可欠な登場人物がワキである。その役割は上記のとおり一方的にシテの言うところを受けとめるものなので、舞台上で華々しい活躍を見せることはめったにない。


漫才においては、


【ボケ】


ボケ役は話題の中で面白い事を言うことが期待される役割である。話題の中に明らかな間違いや勘違いなどを織り込んで笑いを誘う所作を行ったり、冗談などを主に言う。


【ツッコミ】


面白いことをする・おかしなことを話すボケに対し、その間違いを素早く指摘し訂正する役割である。ボケから話題を引き戻すことによって、次のボケがやりやすくなり、結果的にテンポを良くすることができる。


ボケ役の印象に比べてツッコミ役は個性が出にくくボケのみがブレイクするパターンがあると共に、司会進行に向いているとされ、コンビが司会を担当する場合は、ツッコミが仕切ることが多い。



単独でも、西川きよし、浜田雅功、加藤浩次、矢部浩之といった人物が司会者として成功している。しかし、島田紳助、ビートたけしのようにボケ担当の人物が司会者として成功している例も多い。





という事になっているわけですが、電車の中で携帯電話による会話が禁止されている理由は、電波以外にもあると思うのですが、ふいになった携帯電話の持ち主に対して、


「嫌よねぇ~電車の中では、マナーを守るべきよねぇ~」


とか、周囲に聞こえるように会話の中にこれをフリー・インプロビゼートする能力にも長けており、ベテランの貫禄を示してくれていたのでした。


人間関係というのは、不思議と自然にこの立場の役割を割り振るもののようですが、あなたはどちらのタイプでしょうか?^^









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