6年前のこの日、私は自宅にいました。
立ってられない程の衝撃を感じ、大切なものだけを抱え近くの公園に避難した。
数時間がとても長く感じられた、まだ肌寒い季節。
夕方に揺れが落ち着いたのを確認し、家路に着いた。
だけど私が現実を知ったのは、それからだった。
家に着き、すぐにつけたテレビから流れる映像は、自分の想像を遥かに越えていた。
あんなに強くて激しい、黒い大波を見たのは初めてで。
恐怖で心がギュッとなった。
生まれて初めての大地震は、私に改めて自然の怖さを教えるものだった。
怖くて怖くて。
だけど画面を見るのをやめられなかった。
たくさんの傷ついた人や悲しみにくれる人。
そして黒い悪魔に飲まれて行く人達をテレビ越しに見て、涙が止まらなかったのを覚えてる。
たくさんの人達が、大切な人を失った。。
そのおばあちゃんは、小学校に上がる予定だったお孫さんに言葉をかけてました。
何でも買ってやるから、戻ってこい…そう言って泣きじゃくる姿を、涙を覚えてる。
あのおばあちゃんは、今も悲しみの中で生きているのでしょうか。。
もっともっと頑張らなきゃいけない。
命を授かったものは、きっと命を預かっているのだと思う。
預かった命を目一杯生きなければ。
もっともっと生きて、生きて。。