Vol.30 リサイクル店めぐり | ビデオくんのひとりごと

Vol.30 リサイクル店めぐり

前回に続いてのリサイクル屋さんの話。

比較的よく行く、骨董店とリサイクル店の中間位の店なんですが、そこに汚い額に入った4号位の昭和初期or大正時代の女性を描いた美人画が飾ってあったんです。私好みの絵なので店主に聞くと、曰く”近所の古い家からの出で、その家の方は知り合いの人に描いてもらった”との事。
店の中が少し暗いのと、嘘はあまりつかない店主なので、値切って買い求めました。

家につき、うきうきしながらよく見ると、どうも絵が少し薄っぺらく感じるのです。で、額の裏をまわりを切らない様に注意深く、そろそろと開けてみました。
普通なら店で必ず確かめてみるのですが、その日はなぜかそんな気がしなかったんです。

アチャー!見事にやられました。正真正銘の印刷、それも雑誌の一部を切り取ったやつ。がっくりきましたねー。

(間を置いて)でも一つだけ自分の目をほめました。
雑誌に書いてあったその名前を人名録で探したらあったんです。昭和初期、漫画家、号70万。


美人画