STEP10 住宅ローンについて | 北海ホームサービス

ここでは土地を購入し、注文住宅で建物を建てた場合の住宅ローンについて説明します。

土地と建物プランが決まれば、借り入れが必要な金額が分かりますが、注意しておきたいことは、すでに出来上がっている住宅を購入する場合と、土地を購入してから住宅を建てる場合では資金繰りが異なる点です。「STEP6:土地購入・契約」でも少し触れましたが、住宅ローンが実行されるのは一般的に建物の引渡し時ですので、注文住宅の場合、土地の支払いが先になり、土地と建物を一緒にローンを組む手続きが出来ないケースがあったり、建物の施工費用は通常、契約~引渡しまでの間に数回に分けて支払うのが一般的ですので、支払いのタイミングにお金を用意出来ないケースがあったりします。そのような場合は住宅ローン実行までの間つなぎで借入れする「つなぎ融資」の検討が必要になります。ただし、「つなぎ融資」はどの金融機関でも取り扱ってるわけではないので、検討される方は住宅ローン選びでまず「つなぎ融資」が利用できるかどうか確認致しましょう。そして融資されたお金を金融機関が直接、不動産会社や施工会社に振り込むこともできますが、金融機関には申し込む前に必ず「期日までに振り込んでもらえるか」も確認しておきましょう。施工会社によっては支払いスケジュールを調整してくれることもあるので事前に相談してみましょう。

 

住宅ローンの金利タイプについて説明します。大きく分けて「固定金利型」と「変動金利型」の2種類があります。

 

固定金利型

フラット35を代表とするローンの金利が借入時から返済終了時まで変わらないタイプのもの。

金利が変わらないため、低金利のときに借りれば、将来金利が上昇しても影響を受けずにすみます。また、返済額が一定のため、生涯の資金計画も立てやすいというメリットもあります。

ただし、将来金利が低下しても、低金利の恩恵は受けられません。

その他に一定期間の金利が固定されているタイプもあり、一般的に「固定金利選択型」や「固定期間選択型」と呼ばれています。

 

変動金利型

ローンの金利が融資情勢によって変わるタイプのもの。金利の見直しは、半年ごとに行われますが、返済額は5年間変わらないのが一般的で、金利が上昇しても新たな返済額の増加はそれまでの金利の1.25倍までとなります。低金利のときや金利が下降しているときは、金利が低いというメリットがありますが、金利が激しく上昇した場合には、その影響を受けることになります。

 

自分たちのライフプランに合わせて無理なく返済ができるように考えることが大切ですが、どれを選択すればよいのか判断に迷うことが多いと思います。住宅ローンのことをよく知ってる施工会社も多いので、まずは相談してみるとよいでしょう。

そして、お金を支払うべきタイミングで、しっかりと用意できるか、事前に確認しておくことが鍵となります。