2016年NHK紅白歌合戦・歌手別視聴率 | Perfumeとグルメの日記

Perfumeとグルメの日記

Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

昨年、2016年の「NHK紅白歌合戦」の歌手別の視聴率の推移です。
各スポーツ紙に載せられたグラフを基に推測された数字が掲示板に上がっていましたので、今日は、これを見ながら話を進めて行きましょう。


まず、最初にスポーツ報知に載っていた、関東版の歌手別視聴率のグラフです。
誰の所で数字が上がっているか、下がっているかが分かると思います。
後半は全体的に数字が上がる傾向にあるので、何とも言えませんが、チャンネルをザッピングしやすい中盤までは、「この人目当て」で視聴者がチャンネルを合わせる、視聴率アップアーティストを確認するには、出演後にどれだけ下がってるかを見ると分かりやすいですね。












ちなみに、こちらは名古屋地区の時系列での視聴率グラフです。






それでは、アーティスト別の個人視聴率です。


33.1% 関ジャニoo
34.3% PUFFY
33.7% AAA
33.6% E-girls
34.6% 欅坂46


34.1% 三山ひろし
33.6% 山内恵介
34.6% miwa
34.8% Sexyzone
33.9% 天童よしみ
35.3% SEKAI NO OWARI
35.0% 市川由紀乃

(タモリ・マツコ登場)

36.8% 三代目J Soul Brothers
34.7% 香西かおり
36.0% 椎名林檎
35.6% 福田こうへい
36.4% 絢香
38.5% 郷ひろみ
38.4% V6
37.5% 水森かおり

(タモリ・マツコ登場)

39.8% いきものがかり
39.4% ゆず

40.0%   「HALF TIME SHOW(渡辺直美・ピコ太郎)」


後半

39.4% RADWIMPS
38.4% 乃木坂46
39.7% 福山雅治
38.6% 島津亜矢
41.7% RADIO FISH
39.5% 西野力ナ
41.3% 桐谷健太
39.6% AI
39.6% AKB48
37.8% 五木ひろし

40.9%【企画コーナー】「ふるさと」

41.9% Kinki Kids
41.4% Perfume
42.9%  星野源
40.3% 大竹しのぶ
40.7% 坂本冬美
41.0% TOKIO
41.7% 松田聖子

42.8% ピコ太郎が第九バージョンPPAP

42.2% X JAPAN
40.7% 高橋真梨子

41.0% タモリ・マツコ「帰ろうか」と話し合う

40.3% THE YELLOW MONKEY
40.5% 氷川きよし
41.6% 宇多田ヒカル
40.9% 石川さゆり
43.7% 嵐

44.8% 紅組優勝で有村架純のアップ  (瞬間最高)
44.0% 出場全歌手で「蛍の光」



今回の紅白歌合戦の視聴率の山は2つあって、それは、今年注目を浴びた、RADIO FISH と桐谷健太が相次いで登場した時間帯と、『恋ダンス』で、最も注目を集めていた星野源が出演した時間帯でした。


例年よりもグラフの動きがなだらかだった今年の紅白歌合戦にあって、視聴者が狙ってチャンネルを合わせたのは、今年を代表する曲を歌っていた彼らだったのです。


その他に視聴率が動いていたのが、PPAPのピコ太郎。
何度も画面に登場していましたが、出た時間帯はほぼ数字が跳ねております。


さらに、全く会場に姿を現さなかった、タモリとマツコ・デラックスも、画面に出て来る度に数字を立て直しているのですよ。



逆に、毎年の事ながら、大御所であろうが、若手であろうが、演歌歌手が出てくると如実に数字が下がります。
これはもう言い訳の出来ないレベルですから、今年の紅白歌合戦でも、大物演歌歌手落選はあるでしょう。



「4年掛けて紅白歌合戦を新しく生まれ変わらせる」というかけ声で、今年から新しい試みが成されたようですが、風呂敷を広げすぎて、ややまとまりに掛けた感じが拭えませんでした。


しかし、今回の視聴率の推移を見ても、一部で言われているような、「マンネリこそ紅白歌合戦の魅力」を否定するような数字の出方が成されています。


特に、「あいつらは歌手じゃないだろ!」と出場に否定的な意見の多かったRADIO FISHがこれだけ数字を上げたのは圧巻だし、ピコ太郎に至っては画面に出る度に数字が上がるという怪奇現象(笑)。



これらで、一つ言える事があるとすれば、紅白歌合戦は単なる歌番組ではなくて、「今年を振り返る一大娯楽エンタテインメント」なのではないか?という事です。



よって、名前だけの大御所歌手を次々に外して、実績よりも、その年に活躍した人を積極的に登用している、今のNHKのやり方は間違っていないし、否定的な意見の多かった、タモリとマツコの無駄遣いも、視聴率確保には大きくアシストした。



ただし、終盤に紅白歌合戦に箔を付けるような重厚な歌を歌えるアーティストがいないので、歌番組としては、全体に軽薄なイメージが否めない。
それが昨年に続いて、番組終盤での視聴率の盛り上がりが欠けた原因であろう。


さらに、今年は、歌以外の色んなエンタメ要素を、欲張って盛り込もうとしたために、広げすぎた風呂敷を上手くまとめられなかったのが、批判にさらされた事に繋がったというところでしょうか。



最後に、Perfumeについてですが、前後のアーティストに恵まれて高水準の数字を保ちました。
まるで、金メダル確実の陸上リレーチームの第二走者のような役割でしたね。


NHKに信頼されているからこそ、星野源の前に位置づけされたのですから、まだまだ紅白歌合戦の出場は続くといってよいでしょう。
今年は、いきものがかりさんが出場しないでしょうし、また何組か大物演歌歌手さんも落選するでしょうから、いよいよ紅組の中心として舞台外でも働かないといけなくなるでしょうね。