【その1】 セットリスト順で振り返る、「COSMIC EXPLORERツアー」 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

Perfumeの「COSMIC EXPLORERツアー」のアリーナエディションが終わって1週間余り。
今日から暫くの間、このアリーナツアーを振り返る企画として、セットリスト順にボクの見たままを書いていきたいと思います。
一応、未だに「ネタバレ禁止」を頑なに主張する方のために、ブログテーマをわざと変えましたので、そういう方はこのテーマの記事は読まないように願います。
あとは自己責任で。
では、スタート。




まず最初に、このツアーのステージプランですが、各会場のアリーナを縦長に半分にして花道を先から先まで通して、その真中にセンターステージを設けるという構成でした。
こうする事によって、あらゆる観客の座席からステージまでの物理的な距離感を短くしようとした事がうかがえます。
そして同時にもう1つ、昨年の準ファンクラブツアーと言ってもいい、「3:5:6:9ツアー」において、同じようにセンターステージを設けて360度観客に囲まれる形でライブを行い、ダンスする自身の後ろ姿を見せ続ける、この異例のステージを成功させた自信が、今回、新規のお客さんを多数呼びこむ事になる「COSMIC EXPLORERツアー」でも、このステージプランを採用する後押しになったといってもよいでしょう。





1.「STORY」




2015年のオースティンでのSXSWのオープニングを飾った、プロジェクションマッピング満載のこの曲。
時間があれば上の動画を見てから読んでいただきたいのですが、観客数百人のオースティンでのステージでは予めステージにセットされていた、通称網戸が、数千人規模のこのツアーでは、アリーナ上部から降りてきました。
観客の「10、9、・・・3、2,1」のカウントダウンとともに、この網戸が下に降りて位置に設置されてスタート。
会場中に、腹の底に刺さる重低音の出だしで一気にスパークされました。
ただ、この出だしの「重低音」ですが、このツアーの序盤の仙台と静岡は、やりすぎ家庭教師(懐かしい・・笑)なくらいにギャンギャンだったんですが、ツアーの中盤からは、バランスの取れた音量に落ち着きました。
今回から新しくなった音響さんが、ツアーの序盤では、前任者の魂を引き継ぐのに必死だった事が、今となっては感じられました。
そりゃ、姐さんの後じゃ、プレッシャーはあるよねぇ・・。




そして、イントロ終わりで、シューターで下からステージ上に昇って、ステージに上がったPerfume。
ここから、彼女たちはダンスパフォーマンスをして、「3:5:6:9ツアー」の時と同じように、円形ステージで空中10メートルくらいまで上がり、プロジェクションマッピングを施した衣装とともにダンスパフォーマンスをします。
上空に上がる際に手を繋いで、下を向いたまま三角に立つPerfumeに結束の強さを推し量れます。
そして、上空10メートルで命綱無しで、ダンスパフォーマンスをするPerfumeには、ありきたりの結束感や、お決まりの努力のアピールなぞ、一切通用しないという覚悟が伺えました。




あと、ライブを見た方なら分かると思うのですが、上空でパフォーマンスをするPerfumeが、ダンスパフォーマンスをしたあと、一斉に脱力するポーズを取って、肩から腕を下に投げ出すポーズを取ったのですが、それって、チョコラBBのCMにあった、このポーズじゃなかったですかね?
このCM、わりとあ~ちゃんの脱力ポーズがネタになっていましたが、やはりそうなのかも(笑)。




あと、この曲でのパフォーマンスは、網戸に写るプロジェクションマッピングの虚像のPerfumeと合わさって、よほどアリーナの前列でなければ、どれが実像のPerfumeなのかは分からないようになっていました。
アリーナの前列にいた時に見た記憶を辿れば、ステージに表れたPerfumeは、曲が進むに連れて、ステージ上を時計回りに動きながら、虚像のPerfumeとアンサンブルを繰り返し、曲終わりで再びシューターで下に降りました。
今さらながらなんですが、この曲中に数字を唱える部分について。



「4・3・6・5・・・」みたいな奴。
これね、ボクは個人的に、「中田ヤスタカの携帯番号なんじゃない?」って、「暇だったら電話してね!」っていう彼からのメッセージなんじゃないかと勝手に思ってニヤニヤしながら見ていました(笑)。