北海道Ⅲ その6しれとこ番外編 | きよ's Happy Times

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きよが感じる至福のとき、相棒ポデろー(BMWF650GS)との旅を綴ってます。

8月16日。
 かなりゆっくり周ったせいか、宿には夕食ギリギリの18時30分に着いた。昨日より明らかにバイクが多い。しかもカブも居た。どうやら連泊は俺だけみたいだ。
 

 今日も飲み会が始まる。隣にはスズキの乗りの女の子、さらに女の子三人組。カブくん、ビーエムのKさん、カワサキのおじいさん、などなど…。


 スズキさんは声のちいさな人で、アメリカン乗ってるように見えないか細い子だ。彼女は明日、中標津をグルグル回るらしい。


 3人ムスメは北海道が初めてで、昨日はいきなりライダーハウスに泊まったそうだ。で、明日知床峠に行くらしい。デジカメで撮った写真を見せると不安がっていたが「大丈夫!俺行かないから!」って励ましてみた。

(この子たちも見れないだろうなぁ知床峠…かわいそう…)

心でそう呟いたが、まさかヒガミになろうとは…。彼女達はとにかく走り回りたいそうだ。そうだよね、それでいいんだよバイク乗りなんだもん!走ってナンボよ。


 カブくんは埼玉から来ていた。どことなく俺の友達に雰囲気の似ている男だ。彼のしたい話をしようとすると、すぐ横ヤリが入り、彼の話しが尻切れトンボになってしまう…間の悪さがそっくり!憎めないキャラだ。彼も明日は知床に行くそうだ。カブだしどのくらいの日数でまわるつもりなんだろう?すんごい旅をしているもんだ。


 こんなにいろんなバイクの乗りが集まるのも「0円マップ」のおかげだ。この宿は、この雑誌を持ってくると宿泊代が300円安くなる。得だもんね!来るライダー全員持っていた。

 

 しかし…みーんな目を輝かせている!この旅の為に働いてきたって感じだ。一生に残る旅をしてほしい!

 

 今日は焼酎もカツゲンも途中でなくなり(ってタダで飲ましてもらっているんだもんね。文句なんて言えません)梅酒とカブくんの差し入れブランデーで盛り上がった。


 話しを聞いているとほぼみんな明日は北東へ(しれとこ)向かう。晴れたらいいね、なんて言うけど、あの濃霧を俺だけの悲劇にしたくないってーのも本心。フクザツ。

 

 おれは明日、根室の納沙布岬を目指す。あっちは晴れるんだろうか?


本日の走行距離 330キロ