保健所の記事の啓蒙の意味について(追記あり) | とらきち の ねこさん日記

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猫さん達の記録&...

私が保健所の記事をアップし続けているのは あくまでも 啓蒙のためです。


では、私は何を啓蒙したいと思っているのか。


そのことについて 書いておこうかなと思います。



どこの都道府県でも殺処分は 今 現在もあります。


保健所に持ち込まれる理由は様々ですが その殆どが 人間がなすべき責任を果たさなかった

事によるものです。


その責任を あの子達に背負わせていることに 私たちは気付かないといけない。


私たちの尻拭いをあの子達にさせ続けててはいけない。


自分たちの怠慢によって あの子達の命を奪うシステムを変えなくてはいけない。


その為には まず 飼い主や お外の猫さんに関わっている人たちの意識を変えてもらわなくては

いけない。



気づいてもらう為に 私は保健所に毎週通って記事をアップしています

(私も初めは知らなかったから)


決して 緊急レスキューの為に あげているのではありません。

(でも 助かったら 素直に嬉しいんですけれど、でも無理なレスキューは良くないと思っています)


毎回 私は猫の鉄檻に近づくたびに どうかありませんようにと願います。

ですが この頃は流石にその願いは通じません。


最初っから口が開いている袋もあれば 二重になってるものもあります。

頑丈にガムテープで止めてある箱もあります。

持った時に重かったりすると 開ける気力が無くなることもあります。


頑丈に閉まっている箱の場合は 開けた時に亡くなってる事が多いので、開けるのを途中で

止めたくなることもあります。


明らかに成猫さんの時は 開て飛び出したら 大変なので 開けられない時もあります。


ずぶ濡れの仔猫さんが入ってる時や 怪我している仔が入っている時、猫風邪で目が

グチャグチャの仔、ドブの臭いがする仔、色んな仔が居ます。


一つ一つ開けて 写真を撮ったあと 一つ一つ閉めます。

中には 外に出たくて 這い上がって来る仔達も居ます。


引き出せない時は そういう子達を下におろしてフタを閉めます。


私がそうまでして 写真を撮って ブログにアップするのは何故なのか。

それは、どうかココに連れて来られる子が居なくなりますようにと言う思いからです。


何故連れて来られなければならなかったのか。

どうしたら 居なくなるのか。


そこに住んでる人たちで考えなければ いけないと私は思っています。

長崎は ネット環境に居る人は少ないかもしれない。それでも その少ない人たちから 口つてに

周りに広がっていけば いつか沢山の人に伝わると私は信じてやっています。


いつか 命を選ばなくても良い世の中になって欲しい。

いつか 殺処分しなくても良い世の中になって欲しい。


人と猫さんが 気持ちよく共存出来る世の中になって欲しい。


そう願って 私は 保健所の記事をあげています。


無理なレスキューにとらわれて 保健所の記事が私の思いとは別の趣旨で独り歩きする

ような事になれば 私は保健所の記事をあげられなくなるでしょう。


どうか、ご理解の程 よろしくお願いいたします。


●<2014/2/17 追記>

少し前から 私の保健所の記事を使って 緊急レスキューに使われていることが目立つように

なりました。


その為に 引き取る意志も無いのに 殺処分を止めたり、行政へ苦情の電話をしたりすることが

増えてしまいました。


全国的に見ても 長崎市の保健所は珍しいくらいオープンです。

他のところで あそこまでありのままの写真を載せさせてくれるところは無いと思います。


私は行政批判をしてもらうために 必死の思いで写真を撮ってきているのではありません。


この保健所での写真の著作権は 私(とらきち)にあります。
他のブログやホームページ、掲示板等への無断使用を

一切お断りいたします。


よろしくお願いいたします。


●<2015/5/27 追記>

いまだに 拡散目的の方がおられるようで、なかなか当日にアップすることができない状態が

続いております。

なぜ、レスキュー目的の拡散が私の記事の趣旨と違うのか 追記させていただきます。


それはレスキューすることに目を奪われて、問題の根本的な解決になっていないからです。


殺処分目前の子にしか目が行ってなくて、除けられたら

まったく気にも止めなくなる。


除けてる子の里親が見つかれば、殺処分予定の子も 除けてもらえる可能性が高くなるのに

殺処分寸前の子を助けることにしか注意を払われない。


私はそもそも 殺処分と言うシステム自体を変えたいし、要らないと言って処分する風潮を

変えたいと思って記事を書いています。

その為には、まずは自分たちの社会がしていることを知ってもらう必要があると思っています。


拡散して、あそこに写ってる子だけでも助けたいという気持ちは解りますが、助かれば良かった

ね~で終わって、問題の本質からそれてしまいます。


私はそれが自分の記事の趣旨から外れるので 拡散目的をお断りしております。


どうか、ご協力とご理解のほど、よろしくお願いいたします。