茶道への架け橋としての期間限定完結型のレッスンと共に、
茶道の心の教えを軸にした研修・セミナー・講座等々を
京都・大阪・東京にて開いております合同会社紅翠でございます。
プレ講座を経て、本年一月より始まりました新講座
「そっと伝えておきたい和の心得~おもてなしを受け取るチカラ」と共に、
私には、ずっと心の奥に温めていたものがありました。
いつか形にしたいと思いつつ、長年形に出来ずにいたもの
それがようやく、、ほんにようやく、、ご助言も頂き形になりつつ、平成29年秋に開講の運びとなりました。
「紅翠流花嫁修業講座」
秋開講に向けて・・
本日は「その3」にお付き合いくださいませ。
私が育った家の台所は、いつもピカピカでした。
今と違って「換気扇」はとても簡易なものでしたけれど、換気扇の羽が油汚れしていたのを見たことがありませんでした。
ガスコンロも、今の様に手入れのしやすいものではありませんでしたけれど、いつも真っさらの様でした。
そして、母の作ってくれる「ごはん」は、いつも美味しいのです。
特別なご馳走でもない「菜っ葉のおひたし」や「お煮しめ」が美味しくて懐かしいのです。
私は幼い頃から、母が台所に立っている時、横にくっついって見ていました。
味見をさせてもらうのが嬉しかったこと…(笑)
お台所は、家族の健康を支える大事な場
「家の心臓」
とびっきりのご馳走でなくていいのです。
仕事を持つ女性にとっては、時短料理も時に重宝
フルタイムで働く我娘もそうです。
ほんの一手間掛けたり、省いたり、、術(すべ)さえ覚えれば、食卓は豊かになります。
息子に「母さんの手料理の中で何が一番好き?」って尋ねましたら、、
「うーん、、分からんなぁ、、けど嫌いなもんは無いな」ですって。。
筋骨隆々ではない息子ですが、
小中高の12年間、学校をお休みしたことがありません。
食べたもので、私達は出来ています。
「お台所を整え、食を整える」
何度も申しますけれど、特別なコトをするのではありません。
「紅翠流花嫁修業講座」でお伝えします、お台所を整えることや、食を整えることは、美しく飾るようなものではなく「いつもの、ちょちょっとしたコト」です。