後半はレディだけど、前半はグチャグチャのユン・ウネ。『私に嘘をついてみて』 | コワれるまで ALLORA

後半はレディだけど、前半はグチャグチャのユン・ウネ。『私に嘘をついてみて』


全16話中、前半と後半でちょっと感じが違う『私に嘘をついてみて』(原題:私に偽り
(ネゲコジン)
話をしてみて
(マルウルヘプァ)
 2011年)。

前半は、全く共感を覚えないほど どうしようもないコン・アジョン(ユン・ウネ)の無軌道振りに、「こんな不愉快なドラマ観るのやめようか」と思ってました。

主人公アジョンは行動も、失礼ながら風貌も三流女。
ドラマではやたらこんな顔ばかり見せる役どころです。

演ずるユン・ウネ、いつも髪の毛くちゃくちゃ、マスカラどろどろの泣き顔。
(ま、ホントいつものユン・ウネです)

制作陣はユン・ウネを全然綺麗に撮ってあげないんだけど、そんな印象が変わるのが新居のお披露目パーティ。

このあたりからアジョンがチャーミングになっていき、ちょうどドラマの半分くらいのところでアジョンの髪型が短くなります。

そこからのアジョンはガラリ変わって、女優ウネの美貌に戻っていきます。

そしてストーリーもドタバタからラブストーリーへと転換して、アジョンの泣き方もホロホロ
切なく泣くシーンが増えていきます。

やっと感情移入しやすいストーリーに落ち着いたかな、といった感じのドラマです。

最終回あたりのアジョンはなかなかのレディ。
そういう女性の成長ストーリーにもっと焦点を当てても良かったのに。

それと、中国人のチェン会長夫妻ともっと絡むと面白かったのにな~。

母国、韓国では全然パッとしなかった作品のようですが、日本では割合人気があったそうです。

その人気の源泉ではないと思うけど、中年の方にとってユン・ウネって若い頃の美代ちゃん(浅田美代子 今は釣りバカハマちゃんの奥さんがはまり役)を彷彿とさせるのでは

そっくりです。
日本人でもこれだけ似てる人は少ない?

これが“お手伝いのミヨちゃん”。

知る人ぞ知る日本のドラマ『寺内貫太郎一家』(1974年 TBSの水9)。
いい時代でしたね。