警察や自衛隊すると、すぐ「左翼!」だとか「共産党!」だとか非難する輩がいる。

 そういう人間に対し、僕は胸を張って、声を大にして、しっかりと、こう表明しておく。


( ゚Д゚)<「ばーかばーか!」


 ・・・さておきましてw

 今回も警察批判である。

 というか、みなさんに対して、「ぜひ自衛してほしい」という、一種の啓蒙だ(拡散希望!!とかは言わないけどねwww)



【職質が今、ヤヴァイ】


 以前もチラリと触れたが・・・

 警察の「職務質問」を問題視する記事を、同じ日に2つ見つけたので、ちょっとびっくり。昨日の事だ。


 1つは、東京新聞である。


『「職質で苦痛」と賠償提訴』 東京Web 12/22朝刊

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010122202000025.html  


 この訴訟記事の他、その背景を探る特集も、朝刊には書いてあった。


 訴えた被害者は、

「悪夢のようだった。悪質なキャッチセールスか」

「任意との説明もなしに4時間も拘束され、写真と指紋をとられ、まったく身に覚えのない罪状で書類送検された」

「説明を求めても、常識だ、と言われ、怒鳴られ、逮捕をちらつかされ、逆らえなかった。今でも夢を見る」


 この十徳ナイフを販売しているスイスのメーカーの本社は、

「驚いた。わが社の製品を所持しているだけで罪になるのは、日本以外では聞いたことがない


 元・国家公安委員長の白川勝彦氏でさえ、

「私も二度、正当ではない職務質問を受けた」

現状の職質を許していたら、日本は警察国家になり、市民の信頼は薄れ、逆に情報が得られなくなる



【mixiでも見かけた記事】


 一方、ミクシィ(の転載記事)でも、似たような記事を同日、発見。


『新宿駅西口でリュックを持っていたら危険人物!? 行き過ぎた"職質"に疑問の声』 日刊サイゾー

http://www.cyzo.com/2010/12/post_6202.html  


 細かな事例は、記事を読んでもらいたい。

 そして「横暴警官への具体的な対策法」も載せてある。ピックアップしてみよう。



【もしも、不当な職質に遭ったら】


■正当な理由(犯罪に関わっていると疑われる相当な理由)がなければ、そもそも職務質問に応じる義務はない。

■警察署に連行される義務はない。質問に答える義務もない。身体検査も拒否できる

■礼状が無ければ、逮捕されることはない

■大声で助けを求めるのも有効。

■高圧的な相手には、名前を聞くこと。警察官は身分を明かさなければならない義務がある。

■そして、録音・録画をすることで、横暴な捜査を防げる。懲戒請求も可能になる。


 以上を、肝に銘じておくといいだろう。


 また、記事内の「救援連絡センター」は、警察の横暴などについて相談を受け付けており、「まさに職質中の場合、代わりに警察と電話で話をする」こともしてくれるそうだ。

 電話番号は、「03-3591-1301

 営業時間は、平日は9:30~20:00、土日祝は12:00~18:00だそうだ。



【そもそもなぜ、こんな職質が?】


 ・・・とはいえ、マジメな一般市民としては、「警察に逆らう」のは、気が引けるものだ(´Д`)

 しかし、警察がつねに、「正義の味方」ではないことは、歴史が証明している(-ω-)


 そもそもなぜ、「異常な職質」がおこるのか・・・?

 それは、警察の根深い「ノルマ主義」がある。


 踊る大捜査線などで、本庁のキャリア官僚が、「現場を知らずに」ムチャな命令を繰り出す様は、大勢の方が観たことだろう。

 まさにアレなのだ。



【ノルマ主義とは】


 本庁から各県警に、「ノルマ」が出される。

 よく知られているのは、交通警察の「違反キップ」だろう。

 月末や年末になると、見通しの悪い一時停止の交差点で、見えないように待機している警察官が、違反者のキップを次々と切っていく。

 結論から言えばこれは、僕としては「必要な措置」だとは思っているが(一時停止違反を軽視すれば、交通事故につながるからだ)、多くのドライバーには不評で、「ノルマ主義」と言われるようだ。


 ちなみに、僕が聞いた限りでも、交通違反に限らず・・・

 検挙数などもノルマが決まっており、職質もノルマ化されているそうだ。

 職質に関しては、今年の警視庁(東京都)における「職質ノルマ」は28000件で、各署に1ケタ台まで割り振られているのだという。

 これは情報開示請求でわかったことで、内部通達として正式に出回っている。

 しかし、現在までに警察は、こうしたノルマの存在については「コメントできない」と、完全に秘匿している。



【犯罪者を創り上げる警察('A`)】


 ノルマで、成績・出世が決まるとしたら、警察官は必死になる。

 そうなれば、どうなるか・・・が、今回の一連の問題として表面化したと言えよう。


 職質ノルマが足りなければ、「不審でない人物」でもなんでも、とにかく職質しなきゃならない。

 そして、「どうでもいい微罪」、ないしは「そもそも微罪ですらない」人間を、強引に書類送検する。これで、職質ノルマと検挙ノルマの、両方をクリアできる。


 ・・・しかし、いかに「書類送検で起訴猶予」だけでも、それを受けた市民は、前科一犯にされてしまう(゚Д゚)このへんは、痴漢の冤罪とかぶる点がありますな。

 前科は、就職の際などに、明記しなければならない事が多い。載せれば採用は難しいだろうし、隠した事が発覚すれば、解雇の対象になるだろう。

 そんな重たい「枷」を、防災用のグッズや、仕事に必要な道具1つでかぶせられたら、たまらない(`ω´)


 当然、こんな職質は許してはならない。

 みなさんも、是非気をつけていただきたい。



【横暴な警官ばかりじゃない、とはいえ】


 ところで・・・ミクシィのニュース日記で、こんな日記を見かけた。


『このニュースを日記にしているやつは馬鹿』


 これを書いたのは、25歳の男性で、現在、警察への就職を目指している人物。

 日記の趣旨は・・・


「(日刊サイゾー)の記事は、警察をバカにしているとしか思えない」

「警察がいなかったら、日本がどんなひどい社会になると思っているのか?」

「この怒りは、言葉では言い表せない」


 ・・・と言った事を書いていた。


 そもそもこの記事が「警察すべてを批判するもの」ではないのだが、この人物はそう受け取ってしまい、ひどくご立腹のようである。


 警察は社会に必要だ。彼らは立派な仕事をしている。

「だからといって」、警察が犯罪を犯していい、という理屈にはならない。当たり前だが。


 警察官を目指そうという、志高そうな若者が、「このような受け止め方しかできず、反省・改善のカケラもない」というのは、実に暗澹たる思いだ(-ω-)

 警察官のすべてが、こうではないと願いたいが・・・こういう人物も、警察官になるわけだ。やはり、自衛は必要、ということだろうか。


 そういえば・・・「神奈川県警、裏金で500人処分」って記事も出てたな・・・

 困ったもんだよなあ・・・犯罪を取り締まる機関が、堂々と犯罪をするのだから・・・



【今までの批判記事一覧】


 最後に、警察・検察関連の過去記事を並べて、おしまいとしよう。


『【警察の横暴】嫌がらせのような捜査』 11/01

http://ameblo.jp/kitanotabito/entry-10681153840.html

 これは、公安警察が、不当な捜査をおこなう様を転載したものだ。


『【公安】日本のスパイ、公安の活躍とは』 11/11

http://ameblo.jp/kitanotabito/entry-10700272397.html

 一方、こちらは、あんまり批判ではなくて・・・「公安はこういう側面もある」という解説だ。


『【検察新喜劇】取調べの可視化、加速なるか?』 10/07

http://ameblo.jp/kitanotabito/entry-10667837350.html

 これは、例の「村木さん冤罪事件」後の、エース検事らをめぐるゴタゴタを批判したもの。


『【司法の闇】17年間ほっとかれた被告の自殺を考える』 8/16

http://ameblo.jp/kitanotabito/entry-10621152422.html

 こちらは、裁判手続きを17年間も遅延させられ、実質、17年間収監され、自殺に至った精神障害者の話。



おまわりさん、嫌いじゃないんだよね、僕。だからこそ、立派な組織になってほしい。

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