いまさら。その2「はやぶさ」
7年前に地球を飛び立った、小惑星探査機「はやぶさ」が今年6月、大気圏突入直前に撮った
地球の写真。
「はやぶさたん」で擬人化されるなど、天文ファンならずもその動向は、注目されていた。
7年前、イトカワに石を取りに行くって聞いたときは、ほんまびっくりした。
できりゃ、すごいことになるよねって。
しかもはやぶさ、故障したら地球からの操作であれ使ってこっちの回路つかって・・・などなど修復機能も
考えられていた。
残ったイオンエンジンは、1機、と太陽帆。それをなんとかコントロールして姿勢を作って撮ったのが
この写真。
カプセル放出、役目を終えたはやぶさは、大気圏突入で焼き尽くされてしまいました。
このプロジェクト、これだけ距離の離れた場所にあるものをコントロールして地球まで帰してくる、
その道中、修理を繰り返しながら航行する仕組み、どれをとっても日本が世界に誇れる大仕事を
なしとげ、これをあしがかりにもっと大きな事業へと繋げていくんですよね。
これぞ、日本の「お家芸」
そして、この最後の写真のエピソード、あの、ボイジャーにもあったんですってね。
TVで見たのだけど、ボイジャーがついに地球との交信が不可能になるところに踏みこもうとしたとき
通信担当の技術者が「ぼうや、もう一度振り向いて」と願ったところ、やはり、写真を送信してくれたと・・・
機械といえど、長く付き合うと、それは、もう、「機械」なじゃなく「魂」のこもった「生き物」になるんですね。
そして「魂」というものは、そうやって宿るのだなと思いました。。。