写真は福島県いわき市にある、私が住んでいたマンション周辺の空間放射線量です。2年前です。赤、黄色、緑と半径500mで空間放射線量が同じでないことがわかるでしょう。これは、福島に住んでいる人や、関心をもってネット検索している人には常識ですが、テレビ、新聞では決して流さない情報です。今年3月に帰省した際も、ほぼ同じ測定値でした。
空間線量
 
さて、去年避難先の北九州市で瓦礫の受け入れのテレビ、新聞報道、住民説明会(ガス抜き)で空間線量の測定値が強調されていました。
 
私は、「私ごとき主婦が少し調べればわかる事に北九州市民が騙される訳ない」  と思いましたが、
 
 
「見事に騙されました。」
 
 
九州にお住まいの方は「自然放射能の分を引く」という、瓦礫説明会の一方的な説明を信じていらっしゃるようで・・・
 
 
今更ですが、例え引いたとしても安全という過去のデーターは無いに等しく、「安全」と言い切った北九州の見解は、随分乱暴でした。
 
 
ゴミがお金になる。ゴミで生活しているような地区に住む人々は、福島と同じように事実と向き合えないのでしょうか・・・
 
 
私がいわき市で見てきた測定値は 
 
 
「場所によってまちまちで、10cm違っただけ、振り向いただけで、数値が変わる。」 
 
 
ということです。
 
 
今も、収束していないフクイチ。
 
福島から出る除染後の大量の放射性物質は福島で生活している限りエンドレスであること。
 
 
福島だけでなく、東日本の生活排水は汚泥となり、産廃で処理され、100bq/kg以内に薄められ、リサイクル。
 
処理施設から焼却によって出る放射性物質、その他有害物質の物質収支は誰にも「わかりません」
 
 
 
 
「では、処理される汚泥等はどこのモノなの???」
 
 
 
ゴミに産地は書いてないから、中継されたら終わりでした。確かめる術がありません。
 
 
書面には中継地点からしか残りません。
 
 
しかも、「北九州市からの文書開示では、相手先が黒塗り」で、確かめる術が市民にはないのです。
 
 
放射性物質の焼却が危険であること(ゴミの焼却が元々危険)、知らないうちに強制的に被曝させられている事実と向き合えませんか?
 
 
是非、安全説、危険説両方読み、行政の対応を自分で感じて下さい。
 
職員が市民を騙す為に 要らん事ベラベラ喋る、聞いたことにマトモニ答えられない。
 
測定ひとつ、「検討することを検討します」ということばで濁される、信じられない体験をするでしょう。
 
 
環境省は、企業を守ることに徹しています。
 
 
本来最後の砦である、地方自治体が住民を守るのですが、今は期待できません。
国と一緒になって事業を推し進める側になっています。
 
 
 
では、どうしたらいいの???
 
私達一人一人が知識をつけるしかない。・・ですよ。