やっと、書く気になりました。書くのに半年以上かかりました。

この記事を書いて「放射脳」と言われる現実と向き合う勇気をやっと持つことができましたので。


一つの事実として、書いておきます。



去年の年末、いわき市に住む、私の従兄弟(40)が脳梗塞で亡くなりました。

新婚で、もうすぐ自分の子供が生まれる1か月前に死んでしまった。


小さいころ「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と言って纏わり付いていた従兄弟のお葬式には行けなかった。

春休みに写真になった従兄弟にお線香をあげてきた。

生まれた子供が、従兄弟の赤ちゃんの頃にソックリで、生まれるまえに、お父さんがいないんだな~と思い、泣いた。

昨年末、従兄弟が亡くなった知らせを聞いた次の朝、
いわきの友人からこんなメールを受け取りました。

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@の父…仕事帰り急死しまして…喪中にて年初のご挨拶状控えさせて頂きます。

新たに試練が来たようです生きていく上で乗り越えなければならない事としては11歳に10月になったばかりの子供に余りにもかかりすぎて…

死ぬ3日前にクリスマスの約束していったので子供は私に『約束したし戻ってくるから大丈夫だよ』と言ってたのが最後…

遺体のそばから離れられずずっと触ったまま目を真っ赤にしてただ声も出さず泣くだけ『まだ父ちゃん居るんだから毎日そばにいる』朝から晩までいました…

火葬するまで続き、骨を拾いやっと帰らない事を子供なりに認識したような感じ…今、話さなくなり、食事も激減…学校も行きたくないと隠れます。この先を考えると言葉も出ず涙が勝手に出てとまりません。


ずっと休んでいたので、今日から仕事します。が…これからが問題だね…

職場でくも膜下出血でした。救急車到着時心肺停止だったそうです。

子供はあまり喋りません。ずっと不登校で…校長先生が何度も連絡下さりやっと今週月曜日から私も一緒に。時間をかけ子供なりに受理出来るまで待つ他なく、色んな試練が来て私も救急車乗車何度もした為、余計寂しい思いをさせてしまって…

miko達も充分体調気を付けて下さい。

いつもいわきから元気でいてほしいと願っています。自分を大事にしてくださいね。

約束ですよ。

では~また

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という、メールを受け取りました。

従兄弟と知り合い2日続けて死ぬなんて・・・

暫く、何も考えられなくなりました。

普段は忘れている現実。

考えないようにしている現実。

自分のこととして重ねて考え、何の涙かわからない涙が止まりませんでした。

いわき市は空間線量が福島県内でも低いほうで、今もたくさんの人達が「がんばっぺ いわき」
とがんばって、普通に暮らしています。


他人からみれば、たまたま、2日続けて亡くなった知らせを聞いただけ・・


311後、親戚、知り合いのお葬式が多いです。40代、50代、60代のまだ逝くにははやい方々の死を見てきました。


放射能との関係性はフクイチの吉田所長ですら、認められなかったのですから・・

私たちが認められることはないでしょう。

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亡くなった方々の家族は、「決して放射能のせい」と言わないです。

これも、311事故後の

現実。

報道とまわりの空気の勝利です。

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それでも、思うんです。

私のまわりでこんなに人が死ぬことは、311前はなかったと。