立つ鳥の行方 | 『心を言葉に』北島侑果 公式ブログ

立つ鳥、跡(あと)を濁(にご)さず

は、人としての礼儀だよ。


その場から立ち去るときには

ちゃんと元通りにして帰るのがマナーだよ。


そこが会社でもお店でも道路でも

礼儀は場所を選ばないよ。



でもそうしない人が

年齢に依らず意外と多いよ。


椅子を使っても

元に戻さないで帰ったり。


テーブルや床に水を溢(こぼ)しても

拭(ふ)かないで帰ったり。


床に小さい紙切れを落としても

拾わずに帰ったり。


トイレをびしょびしょに汚しても

知らん顔して帰ったり。



目的を達成すれば、そこは自分にとって

そのためだけの場だから、後はその場を掃除する役割の人が

責任をもって後片付けをして当然と思っているのか。


誰も見ていないから誰がやったかわからないと高(たか)を括(くく)っているのか。

自分が逆の立場だったら困るからちゃんとしようとは思わないのか。

自宅でも普段そうしていて自覚がないのか。できないのか、やらないのか。


人の目の届くところ(人前)で、公私どんなに評価される人であっても

評価とは無縁の場所でそれができなければ、それは真の礼儀とはいえないよ。



他国の信じられない傍若無人(ぼうじゃくぶじん)な暴動が目に余る今日(こんにち)

自国はそれに感化されることのないよう同じ人種に成り下がることのないよう

己に元々ある人としての道徳心を冷静に見つめ変わらず育てていくことを想うよ。


自分さえよければそれでいいではなく

これからの人のために、これからの未来のために

さらなる美しい世界をバトンタッチしようとする道(みち)なる心。


立つ鳥、跡をさらに美しく

この世にはそんな、他人を思い遣る心より勝(まさ)るものは

きっとあと何億年探しても、ないのだろうと思うよ。




by侑果にゃん

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