昨日はブログの更新できずに失礼しました。

日経平均型のレバレッジETFの有価証券届出書を読んでいたら、いつの間にか日が変わっていまして・・・


お陰様で、少しずつレバレッジETFの仕組みが分かってきました。


・日々の騰落率は2倍になるが、2日以上になると2倍にはならない


・特に、一方的に上昇ないしは下落した場合、複利の効果からレバレッジETFの方が有利になる。

上昇は2倍以上となり、下落は2倍以下となるケースが見受けられる。


・逆に、上昇したり下落したりを繰り返すと、レバレッジETFは原資産に比べて目減りする。

下の表は、原資産が3%上昇し3%下落するのを10回繰り返した例である。



原資産 レバレッジ2倍
10,000 10,000
10,300 10,600
9,991 9,964
10,291 10,562
9,982 9,928
10,281 10,524
9,973 9,892
10,272 10,486
9,964 9,857
10,263 10,448
9,955 9,821
10,254 10,411
9,946 9,786
10,245 10,373
9,937 9,751
10,235 10,336
9,928 9,716
10,226 10,299
9,919 9,681
10,217 10,261
9,910 9,646
10,000 9,820



最後は分かりやすく、原資産が10,000円になったと仮定して、0.9%上昇することで調整しました。


結果、レバレッジ2倍の方が1.8%目減りしているのが分かると思います。 (9,820-10,000)/10,000=1.8%

ちなみに、5%の上下を10回繰り返すと目減りは4.98%、10%の上下を10回だと19.5%目減りします。


さすがに、10%の上下なんて滅多に起こりませんが(特に上昇は)、目減りすることはよく分かってもらえたかと思います。


なお、この有価証券届出書のP.25の注意点には以下のような文章が書かれています。


日経平均レバレッジ・インデックスの騰落率は、一般に日経平均株価の2倍とはならず、計算上、差(ずれ)が不可避に生じます。


一般に、日経平均株価の値動きが、上昇・下降を繰り返した場合に、マイナスの方向に差(ずれ)が生じる可能性が高くなります。


したがって、NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(日経レバレッジ指数ETF)は、一般的に長期間の投資には向かず、比較的短期間の市況の値動きを捉えるための投資に向いている金融商品です。


久々に吹いた、公式でそんな事言っていいの!?





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