GANTZ:O

 

素晴らしい。

これが実写ではないというのは、どういうことなのか。

実写以上じゃないか。

日本CGアニメーションのクオリティ、ここまで来ているのか。

 

スクエアが世界初のフルCGアニメーション映画『ファイナルファンタジー』を発表した時に、そんな必要あるのかなあと鼻ホジっていた自分を全力で殴打したい。

ああ、こんな時代が来ようとは!

 

人々が、問答無用に戦いに投げ込まれるシリーズ。

漫画原作はすでに実写映画化されているが、今回は主役交代。

敵も違う。

舞台は大阪。

今回の敵は、馴染みのあるメンツだ。

 

そのさまが!百鬼夜行!

あああ、見事に美しいキモグロイ尊い!

臭いも漂ってきそうな不快指数MAXの造形美!最高です最高。

 

 

 

総監督は、さとうけいいち

って、タイバニこと『TIGER&BUNNY』シリーズの監督じゃないかー!

アクションに特化したシンプルイズベストは、そういうことだったのか。

 

川村泰監督はCGディレクターの方で初監督作品。

奥浩哉原作のGANTZ(ガンツ)シリーズの大ファン。それって、本当に大事だ。

 

加藤役を、みんな大好き小野大輔が上手すぎますから!

最近、とみに感じる、小野大輔、凄すぎるなと。いつも違ってみんないい。

 

レイカ役の早見沙織嬢は、アニサマのライブを先日BSで観たばかり。

 

おっさん鈴木役は、シャア池田秀一だったのかー!

アンパンマン戸田恵子が元妻だったといま知って、軽く動揺しています。

 

 

 

実写並みの動きと肉感。

なのだけれど、実写では出来ない表現がぎゅうぎゅう!

 

一言で言えば、圧倒的。または、圧倒的。

スクリーンからはみ出してくるようなアクションは光速。

重量感もズシーン。

この戦いが、いかに死闘かという事がリアルに感じられる。

 

近年、CGアニメーションの技術は格段に上がった。

アメリカではピクサーが先導して、子どもも大人も涙する世界を描出している。

 

一方、この表現力を手にした時に、日本は何を作るか。

グロを作る。

バケモノを作る。

これぞ、水木しげるを生んだ国。

遠野物語と歩んできた時間の積み重ねだ。

 

モンスターは宇宙からは来ない。

すぐそこの暗がりから成長する。

そんな日本だから、作られたこの迫力。

 

なんちゅう、到達点なんや!

 

 

 

映画 スクリーン

 

『GANTZ:O』
2016年・日本
総監督: さとうけいいち
監督: 川村泰
原作: 奥浩哉
脚本: 黒岩勉
出演: 小野大輔、M・A・O、郭智博、早見沙織、池田秀一、ケンドーコバヤシ、レイザーラモンRG、レイザーラモンHG、津嘉山正種、小野坂昌也、津田健次郎、小野輝晃、吉田尚記、梶裕貴

 

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