ギャラクシー街道

 

公開時から、大変な罵倒を受けている。

監督の三谷幸喜は終わった、とか。

今までは元妻の小林聡美(天才)が書いていたんじゃないのか、とか。

 

そんなに言うほどなのかと。

クッソつまらないってどこまでなのかと。

気になって、観たのだが。

どこまででも果ての無い宇宙のようなつまらなさってあるのだなあ。(遠い目)

 

舞台は宇宙に浮かぶレストラン。

様々な宇宙人が出たり入ったりという得意パターン。

 

一秒たりとも笑えないので泣ける。

ここまで下ネタを繰り出してスベるのは、中学生くらいだ。

 

エロと結婚、恋愛がテーマ。

つまり、今作までに離婚→再婚→父親になった三谷幸喜監督の心情が詰まっている。

後悔とか、自己肯定とか。

詰まってしまったあげくに、現実にダブるアレコレで立ち往生。

 

もう誰も笑えない代物が出来上がってしまった。ああ、悲しい。

 

 

 

豪華キャスト陣は熱演の甲斐が無い。

ただし、香取慎吾にはトキめいた。もう観られないかもしれない。惜しすぎる。

 

綾瀬はるか優香が可愛いので、鑑賞を完遂できて良かった。

 

エンドロールで、監督と脚本・三谷幸喜の記述が奥ゆかしかったのは、不出来さにご本人が気づいたからですか。

だとしたら、泣ける。

コメディの名手が深刻を笑いに置き換えることに失敗している様子は、ツライ。

 

 

 

そもそもナゼ、あの粘液を使わなかったのか不思議だ。

ハズシであれば、それこそハズシているような。

 

今作で人生のモヤモヤの塊を産卵し終えたことで、三谷幸喜監督が大河ドラマ『真田丸』に向かえたのなら、それはそれでまあいいかという気持ちに。

 

長所としては、CGアニメーションの犬が可愛い。

ただ、あれも三谷幸喜と小林聡美が可愛がっていた犬がモデルなのだろう。

そう思うと、また悲しい。

 

これをコメディと呼んでは、三谷監督が大好きなニール・サイモンが泣く。

よって、SFジャンルに振り分けることにしました。悲しい。

今が幸せならばよいけれど。

 

 

 

映画 WOWOW

 

『ギャラクシー街道』
2015年・日本
監督・脚本: 三谷幸喜
出演: 香取慎吾、綾瀬はるか、小栗旬、優香、遠藤憲一、西川貴教、段田安則、石丸幹二、阿南健治、秋元才加、梶原善、田村梨果、浅野和之、山本耕史、大竹しのぶ、西田敏行

 

   
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