インサイドヘッド

『インサイド・ヘッド』 INSIDE OUT 2015年・アメリカ 


感嘆してしまった。
なんて見事なんだろう素晴らしい!
言葉にならない!
でも喋ります、聞いてください、このヨロコビを。

ヨロコビ・カナシミ・イカリ・ムカムカ・ビビリの感情を擬人化。
彼らが頭の中で、押し合いへし合い。
大騒動で、アドベンチャー。

主人公は少女であるので、多感なので、年頃なので、あらゆる感情が押し寄せる。
成長していく過程をビジュアル化。
ああ、なんてファンタスティックなのか!

しかも、だ。
これが、誰の頭の中にもある世界だなんて。


監督は、ピート・ドクター!
『モンスターズ・インク』シリーズ(監督)、『ウォーリー』(製作総指揮)、『カールじいさんの空飛ぶ家』(脚本・監督)の傑作製造機ピートなのだから鼻血ブー。

ヨロコビの全身を包むキラキラ効果を開発するのに、2年。
その手間、そして、有り余る予算に嫉妬。

いつもながら、ディズニー・ピクサーの吹替版はクオリティが高い。
ヨロコビが竹内結子で弾けており、とっても可愛い!元気が迸る。そして、哀愁も。

カナシミは大竹しのぶで、健気。たまらん。ダラダラしていて親近感!抱きしめたい!

ピンク象が佐藤二朗だと、鑑賞後に知った佐藤二朗ファン。歌が激ウマくて驚く始末。

また、劇中、少女が嫌いな食べ物が日本版ではピーマンで、アメリカ版ではブロッコリー。
この工夫!鼻血ブー。


設定が、日本漫画『脳内ポイズンベリー』に激似でありパクり疑惑もあるけれど、両作の製作年もダブり、ディズニーには前科もあり、怪しくはあるけれど。
アプローチが違っていた。

こちらの主人公は、少女になる季節で。
各キャラクターは利己的で。
だって、まだ幼いから。
それが、転校で。
切なくって、寂しくって、人が大人になっていくってこういうこと。

これが泣かずにいられようか。

今や、当方の頭の中心には巨大な消しゴムがおり、記憶が果てしなく消えていくのでビビる。

けれど、インサイド・ヘッドの輝きは今も、キラッキラ。
ああ、このヨロコビ。


インサイドヘッド



映画 スクリーン吹替版

[関連作品]
ピクサー・スタジオ関連作品 『アナと雪の女王』『シュガーラッシュ』『モンスターズ・ユニバーシティ』



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