悲しみの忘れ方

『悲しみの忘れ方』 2015年・日本 


2015年7月11日、乃木坂46の生駒里奈・高山一実・星野みなみの御三方が秋田TOHOに!を、今頃になって書く勇気!

本編上映後に現れた3人は、白いセーラー風の可憐な衣装。
か~わいらしいのに、トークが始まるとプロ。
高山一実ちゃん(かなり面白)がボケ、星野みなみちゃん(まさにアイドル)が大ボケ、笑いが起こる。
そこをすかさず、生駒里奈ちゃんがまとめ上げる見事なバランス!

3人の礼儀に脱帽し、生駒ちゃんの責任感に惚れ惚れ。
アカペラで主題歌も歌ってくれて、伸びやかな声に驚愕。

生駒ちゃん「映画の中では中学時代は良い思い出が無い印象ですけれど、撮影を通して(当時にも)良いことがあったんだなって気付けたのが大きかったです」
映画の印象を「透明で美しい」と語った生駒ちゃん。
まさに、貴方がそうだよと。

故郷・秋田に初凱旋、大会場に満員の大盛況に大喜びして、いつまでも退場しようとしなかった生駒ちゃん。
眩しい。目がヤラれます。
3人が3人とも、輝いてました。
これがアイドルの力ですか。目頭が熱くなるじゃないですか。



↓ここから映画の感想です。

悲しみの忘れ方


美しいものには理由があって。
ただ端然と有り様が秀でているだけではなく、内に秘めた覚悟が溢れ出すからだろうと推察する。

アイドルは夢を売る仕事だ。
人様を失望させないで居続けることは、奮闘し続けるということでもある。

美少女アイドルで名高い乃木坂46のメンバーたちの、生き様だ。
戦いだ。
それぞれの思いや事情を背負って東京に集い、選ばれ、外され、泣いて倒れてもがいて、また立ち上がる少女たち。

オーディション風景から始まり、乃木坂の成り立ちから今日まで。
彼女たちの母親が書いた手紙を、西田尚美がナレーション。
そうして、時間が進む。
よって、親世代への涙腺攻撃が最大級。


恐縮ながら当方、当地・秋田県出身の生駒里奈だけ知っている状態。
だから、生駒ちゃんにドカンと感情移入。
泣き虫でオロオロな秋田っ子が必死にプロになっていくのだから、秋田の海と空もあいまって、胸が熱くなるんです。

西野七瀬、白石麻衣、橋本奈々未、生田恵梨香、松村沙友理。
その肩に多くの物を背負って集った者。
今この時に、奮戦している者たち。

丸山健志監督はAKBグループのプロモーションビデオ担当であり、映像が柔らかく、かつ、清冽。力強い。
故郷を歩くアイドルの姿に覚悟が浮かび上がる、うまい構成。


美しいから恵まれていると思うのは、他人の傲慢で。
彼女たちの抱えている涙の量は、強く共感を呼ぶ。

ただ、当方、ババアなのでございまして、途中から、誰が誰やら分からなくなる。という事態に・・・(白目)
若い子が皆、同じ顔に見える病の怖さよ。

それでも、彼女たちを応援したくなるのは、必死に生きる女たちだと知ったから。
アイドルの皆さん、その努力と汗と涙に、ありがとうと心から。



映画 スクリーン



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