ベイマックス

『ベイマックス』 BIG HERO 6 2014年・アメリカ 


フワフワでプクプクでムギューでボヨヨーンで、あったか~い。
だと思っていたら、
ギュギュギューンでドガガガガーッ!ギュインギュインでピュンピュンでウオオオオオオ!
で、あったか~い、だった。マジか。マジですか。

こんなことってあるのかってくらいの面白さだ。
というのも、すでに話題になっているように、日本版のプロモーションと中身が違う。
これは何というか、だ。実に嬉しい裏切りだ。

なんたる冒険。
なんたるパワー。
すんげえすんげえ、面白れえ!


アニメーションは日本語吹替で観ると決めているから、白いポニョポニョは川島得愛。
機械的な発声に感情移入できるかと訝しんでいたけれど、もう、後半は発言の度に泣く勢い。メカの感情だ。素晴らしい。

ヒロ少年は本城雄太郎で、元気で切なくって頑張っててとってもいい。

教授が金田明夫であったり、実業家がカンカン森田順平だったりと万全。
その中で、菅野美穂は好演。
小泉孝太郎はだんだん、とても良くなるので辛抱だ。

ジョン・ラセターが製作総指揮で、舞台は日本+サンフランシスコ。
集客ターゲットは日本であり、日本愛が爆発。

ドン・ホール、クリス・ウィリアムズの両監督は、マーベルの原作漫画を大胆脚色。
原作未読なこともあり、見事な改変かと思う。


本編の前に流れる短編映画『愛犬とごちそう』が超絶にラブリーで、ウキウキで本編へ。
すみません、少々ネタバレしてしまいます。未見の方は、どうぞ以降はスルーしてくださいませ。
なお、エンドロールが始まっても席を立ってはいけません!ダメ、絶対!





徐々に驚くほどに、ほんわかとは程遠くなっていき。
で、気づくわけだ。
これって、ゆったりハートウォーミングじゃないんですけど!
ぃや、ハートはウォームするんだけれども、それよりも!
戦隊ヒーローものなんですけど!
興奮なんですけど!
かっけーんですけどーーーー!

超光速でベイマックスが空を駆けまわり。
無念を晴らそうと、少年が、仲間が集結して団結の輪。

各キャラクターが抜群。
音楽も爽快。
街の空撮が繊細で痛快。
ストーリーは鉄板で壮大。
ホロリと来てからの、大爆笑。

観終わってみたら、フワフワァな気持ちになっていた。
あれ?これって、何ていうマジック?

たぶん、愛のマジック。(クサい)



映画 スクリーン2D日本語吹替

[関連作品]
ジョン・ラセター製作総指揮 『シュガー・ラッシュ』『アナと雪の女王』『モンスターズ・ユニバーシティ』
菅野美穂 『富江』



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