カルト

『カルト』 2013年・日本 


何度か一人で観ようとして、最初の数分で失禁。
やべぇ。
こりゃ怖えぇぇ。

ビビりまくりで、家族で鑑賞したら、めちゃ笑った。
どうして?
とはいえ、しっかりゾワゾワで怖さもたっぷり。

言うなれば、ホラーエンターテイメント少年ジャンプ版。
もしかしたら、これは新ジャンルかもしれない!

何より、ちゃんとした映画じゃないか!

怪奇現象に見舞われた母子を、TVクルーが取材開始。
怪異vs霊媒師。
その戦いが実に、素敵。


沢尻エリカの友人、あびる優がとても良いので驚いた。

岩佐真悠子の、芝居してます感が凄い。

霊媒師界に現れたスター、NEOを演じる三浦涼介がハマリすぎる!
勝地亮に近い、笑いのセンス。
ライダー当時は微妙に思えたけれど、花開いた気がする。よかった。

監督は、愛する『ノロイ』を作ってくれた白石晃士監督。
白石作品は基本POVで、フィクションとノンフィクションが入り混じるような、フィクション。
今回はちゃんとエンタメだ。
少年漫画をやりたかったという思惑が、大成功している。


画面にチラッと怪奇が映ったり。
カメラがブレた先に、何があるのかドキドキしたり。

オカルト映画は間が重要。
その間を絶妙に操ってくれる、怖がらせ上手。
怪異の造形は笑いと怖さのギリギリで、それもまた楽しい。

しかもだ、ちゃんと今回、ストーリーもある。

ゆえに、ぜひとも、続編を作ってもらえたら。
ううううううう!とネオ的に唸りながら、お願いします。



映画 Gyao!



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