『黒執事』 2014年・日本
面白いわけがない映画を観に行って、まさかの事態。
ハマってしまった。
こんな執事が欲しい。
役者の気合十分で、アクションもキレキレ、ホラー色もあり、衣装・背景・美術がキュートと来る。
これはどうした。
全体的には微妙なのに、時々、面白い。
とにかく、執事のカッコよさにシビれる。容姿の美しさは才能だ。
KAGEROU先生こと水嶋ヒロの復帰作。
高校サッカーで、国立競技場の準決勝まで行った運動能力の高さよ。
動きは抜群、立ち姿は美麗、執事口調もハマり、笑いの間も大改善。俳優専念を命じたい。
剛力彩芽は、姪（９歳）に激似で応援中。
今回、特に可愛らしく懸命。子どものようで、いい。
優香が超傑作ホラー『輪廻』以来の怪演！
やはりホラーに合う！
監督は２人体制で、悲しい事態に。
特撮のさとうけいいち監督によるアクション・シーンの、ワクワク感。
大谷健太郎監督によるドラマ部分の、ダルダル感。
後者のゆったり感が手強い。
人気の漫画原作で、ファンの思い入れも相当。
今回、設定を変えての映画化で非難轟々である。
が、未読の当方には嬉しいダーク・ファンタジー・ミステリー。
後は要望を１つだけ。
説明セリフを削りたい。
カット割を増やしたい。編集も工夫したい。
３つになった。まだ足りない気もする。
が、萌えた。
好きになった、黒執事の世界を。
この執事にお姫様だっこをしてもらえるなら、決死のダイエットで腹の肉を落とします。
スクリーン
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