『L.A. ギャング ストーリー』 GANGSTER SQUAD 2012年・アメリカ
銃撃の格闘技。
やばい。
すんげぇ面白い。
私事ながら、雰囲気から入ろうってんで、ガスト・アメリカン・フェアで浮かれてタラフク食って、今作の冒頭、ウトウトしたことを恥じたい。
アンタッチャブルなギャングをぶっ潰すために、何をするか。
税金から洗うのか、ホテルのタオルを数えるのか、いや、ここは無法上等で行くわけだ。
その無法っぷりがハンパない。
容赦ない。
ビクッとなって、辺り見回して、スカッとして、身を乗り出す。
久々に、イカしたギャングを見た。イカした警察官を見た。
これはまさに、『仁義なき戦いLAストーリー』。
ジョシュ・ブローリンがスゲぇうまい。表も裏も、一直線に警察官。
やはり、トミー・リー・ジョーンズの後継者はこの人でいいですか?
初ライアン・ゴズリング、役柄も『ワンピース』のサンジそのものではないか!理想の男ではないか!
飄々として色気があって、当方、今年初の失禁。ありがとうございます。
早撃ちガンマン、ロバート・パトリックがカッコよすぎ!シビれる憧れる!
それもそのはず、『ターミネーター2』のT-1000じゃないかーーー!大失禁!!
実在のギャング、ミッキー・コーエン役のショーン・ペンは歴代ギャング・スター怪優に並んだ。
キリキリでイライラで、マムシの黒さ。『スカーフェイス』も思い出す。完璧。
大好き『ゾンビランド』のルーベン・フライシャー監督は、何を観て育ってきたのかが透けて見える。
日本のアレコレがダブるのは、監督が和製に多く触れてきたからだろう。
ストップモーション、加速、ズームと、カメラがダンスを踊る。編集が弾ける。
ストーリーも実にシンプルで、笑いの混ぜ方もさすが。
倒れ方、撃ち方、殴り方、殴られ方、緩急や強弱が跳ねるよう。
エンドロールまでもが最高。
かっけぇ。
かっけぇ。
かっけぇ。
カッコいいものを見た時に、人は紅潮してしまう。
終映後、興奮で湯気が出た。
快作登場に立ち会えて、自由という名の銃を夜空にブッ放したい気持ち。
スクリーン
↑面白かったらクリック☆ありがとう!人気ブログランキングへ
にほんブログ村へ