『テッド』 TED 2012年・アメリカ
ぬいぐるみが動いたら。喋ったら。友達になったら。
そんな夢を叶えます。
笑顔が爆発。
下世話が炸裂。
全編、下ネタがぎゅうぎゅう詰め。
この小学3年生並みのテンションにハマれるかどうかが、勝負だ。
当方は不幸にも、下ネタ耐性が尋常ではないレベルである。
そういう向きには、大いに愉快。
ケッサク!などとゲラゲラしながら、腹をボリボリ。映画館なのに、だ。至福。
可愛いテディベアのお話だけれど、子どもは観てはいけない映画である。
察して余りある、くだらさなの極地。
その楽しさよ。
バカ1号(男)とバカ2号(熊)の恋と友情のシンプル・ストーリー。
マーク・ウォールバーグは幼稚さと愛嬌で出来ているので、アホ役はハマリ役。
傑作『ブギーナイツ』以来、贔屓している一人。
彼女役のミラ・クニスの出身地ウクライナは美女の宝庫なのに、英雄シェフチェンコの嫁は超熟女。あ、すみません、サッカー馬鹿の疑問です。
ミラ嬢は相変わらずいい。もっと弾けてもいい。
テッド役のセス・マクファーレンが製作・監督・脚本なので、好き放題。
今年のアカデミー賞授賞式、司会でのスベリ芸が嘘のように、今作ではハマった。よかった。
声だけでなく、テッドの動きもセス自らが演じている。
そこにCGを被せるモーションキャプチャー。相手の目線を作る仕掛け(アイラインツール)も大成功。
80年代映画ファンにはお楽しみもあったり。
バカだね~くだらね~と喜んでいたら、ホロリと来るから困る。
動き出したぬいぐるみを隠すためのドタバタ劇と思いきや・・・という、意外性の勝利。
コーティングは専ら、ウンコやエロやクスリやセクハラで、奥に潜む蜜は友情の香り漬け。
その友情は、共感と共有でできている。
相棒ってそういうことだと、胸が熱くなるから困る。
そしてやはり、巷間言われているように、カワイイは正義ですね。
スクリーン
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