$世界映画博-東京タワー

『東京タワー』 2004年・日本


ババ専の話。


人間、そうそうポカン顔は続かない。
ずっと持続できるのは、赤ちゃんか老人くらいだろう。
けれど、そんなポカン記録を達成した気がする。
やはり、真剣な中に笑いは宿るのだなあ。

・・・え?これ、コントじゃないのですか!?
登場人物が真顔なので、そんな気はしていた。


既婚ババアと大学男のラブストーリー。

女性向けと思われる。
が、登場女性に難がありすぎて、感情移入の難易度がチョモランマ。

思うに、男女逆転。
今まで男が好き勝手やってきた行為に、女が挑戦。
浮気である。不倫である。若者をたらし込むんである。

振り回される男子大学生。青二才。ウジウジしていて、面倒さMAX。

お互いに、わかっていながら苦悩する。
そんな心情を、クサイ台詞でお届けします。


年の差だからこその、死語イジリは無い。
主婦だから、ポイントカード出しますギャグも無い。
あ、ギャグは不要な映画であった。残念。

とにかく、若い男2人の裸で腹いっぱい。
ジャニーズなのでそういう話になっていたのか、ババア側は脱がない。
脱ぐ女優なのに、脱がない。そんな馬鹿な、である。


黒木瞳は、ジャンボ尾崎カット。親がヤンキー設定と思われる。
岡田准一は、脱いだときにポーズを作ってくるので、落ち着かない。

寺島しのぶは、主婦云々じゃない。もはや異常者。珍しく可愛く見えるので、注意だ。踊りはいい。
松本潤は、細すぎる。

加藤ローサ、天才じゃないだろうか。どうでしょうか?少ない出番で全てを凌駕する大根ぶり。野茂に近い。

源孝志監督は、中園ミホと共同脚本。
弾けるクサさ。
そもそも、江國香織の原作がクサイのだろうか。
もしかしたら、こういう世界が好まれる世界があるのだろう。当方、完全にアウェイ。


今作を観て感動できる方は心が澄んでいる。
当方は濁っているので、ちょいちょい苦笑い。オカゲで、悪人顔が進行。

思うに、人物造形が浅い。気がします。
ただただ、ババアの迷走に見えてしまう。
ババアなので、遠慮が無いわけなのだ。
ババアってイヤだ、とババア(当方)は思ったわけなのだ。女の敵は女。

今作、ペタジーニは感情移入できるのだろうか。
疑問を抱えながらビール食らって、バタンキューしました。
では、今日はこれにてドロンです。



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