『きな子~見習い警察犬の物語~』 2010年・日本
こういう映画も観てみたりする。
夏なのだから。
動物シリーズ。
まずは、犬。
犬ががんばる。
子どもが、がんばる。
犬と子どもと夏帆(巨乳)
ある意味、これだけあれば飯はいらない。
犬が出ずっぱり。
犬嫌いには過酷な作品。
そもそもだ、犬嫌いは観ないであろう、この映画。ちょっと詠んでみた。夏なのだから。
きな子といえば、ご存知、落ちこぼれ犬である。
私、警察犬を目指しているのです。である。
どちらかというと、目指す方向に持っていかれてるのです。なのだけれど。
本人、まるで戸惑い顔なのだけれど。
警察犬試験に何度も落ちて有名になった訓練犬と、訓練士の話。
警察犬訓練所の様子がわかって、興味深い。
ただ、警察内での管轄や、訓練所の位置づけ、訓練士の資格などがよくわからなかったのはストーリー上、不要だったせいなのか。
もしくは、当方が聞き逃したのか。
であれば、反省。それは猿。しかも古い。
主役はきな子である。演じた犬の名も、きな子である。
この犬ががんばる。
がんばりきれないところは、大人が工夫する。
表情もよくて、ダッシュもよい。
とにかく可愛い。
トレーナーの方はよい仕事をされたと思う。
訓練士は夏帆である。
クルクルと変わる表情が魅力的。
この人は、いつもいい。いいですよね?
教官の寺脇康文、初めてカッコいいと思った。
子どもがよい!大野百香という子役である。
生意気で口が悪くて人情を知っているという、任侠のような子ども。
TV出身の小林義則監督、実に普通である。
しかしこういう作品の場合、普通と安定はありがたい。
雨の山中には、緊迫感もあった。
小林監督は「世にも奇妙な物語 20周年スペシャル─まる子に会える町─」も印象に残っている。
観終わって、犬が飼いたいなあと思う。
だけれども、先に逝かれたらイヤだなあと思う。
そして、犬って何だ?とあらためて。
人と暮らすために生まれ出た種のようだ。
飯はいらなかったハズなのに、きな子の可愛さに慣れた途中から気が散ってきて、夜酒を飲みたい欲求との闘いに突入。
台所をチラチラと見てしまった。
でもこういう映画は、あっていい。
と、ちょっとエラそうで反省。それは猿。
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