システマティック・ケイオス/ドリーム・シアター


1. In the Presence of Enemies, Pt. 1: Prelude /Resurrection

2. Forsaken
3. Constant Motion
4. Dark Eternal Night
5. Repentance
6. Prophets of War
7. Ministry of Lost Souls
8. In the Presence of Enemies, Pt. 2: Heretic/The Slaughter of the Damned/


ドリームシアターを初めて聴いたのはまだ学生時代

ヴァージンと言うレコード店でCDを物色中に

いきなりギターとキーボードの悶絶するユニゾンが・・・


「これやー!」  

「誰やー これは」


ON AIRの所へダッシュで駆け寄ると

それがドリーム・シアターというバンドの

デヴュー作 『ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト』

の「アフターライフ」でした。

そう ご存知あのソロです。

即買いしたのは言うまでもありません。

それから現在に至ります。


そして待ちに待ったニューアルバムの発売

前作「オクタヴァリウム」から約2年振りとなる

ドリーム・シアターの新作が遂に発売されました。

コンスタントに出してくれるのはうれしい限りです。


今作からは長年在籍したレーベルから移籍して

新たにロード・ランナーというレーベルからの発売だそうです。


今回のアルバムなんですが、すでに何度も聴いてみましたが

なかなか感想を書く気が起こりませんでした。

前回のアルバム「オクタヴァリウム」を初めて聴いたとき

正直いって良くないと思いましたが、聞き込む程に良くなってきたので

今回もそう感じると思い何度も聞き返しましたが・・・


1曲目にいきなりインストを持ってくるところは流石

インパクトは抜群でこの後をかなり期待させます

キーボードの使い方がどっか聞き覚えあるが

2曲目は言いたくないが「エヴァネッセンス」調

3曲目はこれまた言いたくないがもろ「メタリカ」風

メタリカは意識してのことでしょうが、新鮮みにかけるような気が・・・

4曲目のダークで重いリフの応酬はドリムシらしいですが

ギターとキーボードの掛け合いは見事!


5曲目はもろ「ピンク・フロイド」

7では悲壮感漂う劇臭のイントロ

ライブ映えしそうですが


いつもながら1曲が長いです

特にスローな曲はものすごく飛ばしたくなる衝動に駆られますが

我慢、我慢


前作同様に1曲1曲をスタジオで作って

完成すれば次の曲に取りかかるという手法を取っているようですが

1曲1曲の印象が薄いのは何故でしょう?

全然印象に残りません。

テンポが遅く暗い曲が多いと言うのもあるでしょうし、ヴォーカル

パートの陰が薄いというのも一因ではないかと思います。



劇的に展開するドラマティックな構成と

親しみやすいメロディ、息をもつかせぬ

スリリングなソロパートこれらがバランス良く

混じり合ってこそのドリーム・シアターだと思うんですが


いきなり始まるギターとキーボードのソロパートは

非常に高度で、部分部分を聴くと素晴らしいし

いくつも悶絶ポイントや萌えポイントがちりばめられてます

しかし、特に新鮮味があるわけではなく(贅沢?)

ワンパターン(イングヴェイ化してきた?)

とって付けたような感が否めません


耳が慣れてしまったというのもあると思いますが、

ドリーム・シアターの新作と言うことで

どんなに凄い事をやってくれるんだろうと

過度に期待し過ぎてしまったのかもしれません


なんか「トレイン・オブ・ソート」や「メトロポリス」の時は

殺気みたいなものを感じましたが、前作同様今回もなんかぬるーい感じ

手ー抜いたんちゃうの?っ思ってしまいますが


彼らに限ってそれは無いか?


でもみんないい年やし


ラブリエはそろそろきついかな


もうちょっと  こう・・・   なんか・・・

彼らの意図を理解すべく何度か聴いてみます。

(毎日聴いてるんですがね・・・)


もちろんドリーム・シアターは他の追随を許さない

絶対的なバンドなんで、このアルバムも他のアーティスト

のものと比べると「同じ値段でいいの?」と思うほど

高いクオリティです。


ただ今までのアルバムと比較すると

以前の作品の方がやや好みである

そんな感じです


あくまで個人的な意見なので、あまり参考にしないで下さい