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安保反対学生のスピーチ全文


https://www.facebook.com/erina.nakagawa.52/さんからの転載です

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14日の私のスピーチ全文✊🏼恥ずかしいけど載せる


上智大学1年の中川えりなです。


初めてこのデモに参加してからずっと、私は良い時代に生まれたのではないかなと実は感じています。なぜなら、憲法違反である安保法案とその法案の強行採決に反対する意思をデモという形で示すことは、一主権者として、この国の立憲主義と民主主義、国民ひとりひとりの自由を守るための役割を担うことだと感じるからです。そしてその役割を私が今ここで担うことができるのは、今こうして、立憲主義と民主主義が一内閣によって破壊されそうになっている時だからだと思うからです。

国の政治に対して反応(response)する能力(ability)を自分は持っているのだということを、私はデモに参加して初めて自覚し、主権在民という言葉とその意味を思い出しました。



ひとりひとりの命がその人の命として大切にされ、この国の憲法の基調である主権在民、戦争放棄、基本的人権の尊重が守られ、国際社会に誇れる国を目指すというこの歴史的な取り組みに、私も一人の国民として加わることができることに気付かされました。私はそこへ加わる役割responsibilityを一主権者として喜んで担いたいと思っています。




私は、デモに行くまでの自分が、国を作るのは政治家だけがやることだとどこかで思っていたのだと認めざるを得ません。私はいつもニュースや新聞をみながら一人で悲観したりするだけの傍観者でした。しかし「この国の政治おかしい」って心の中でつぶやくだけで無く、日本国憲法前文にある、
「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたい」という「この崇高な理想と目的」を達成しようとすることに私も加われるのだと感じ、そのことに喜びを感じました。

だから私は、平和安全法制として出されたこの法案が、本当にこの国の平和のためになるのかを一主権者として考え、行動します。



この国が武力によって攻撃されていないにもかかわらずそれに対して武力で攻撃をしようとする集団的自衛権を、抑止力という名のもとに行使し、国と国との関係を緊張させ人々を戦争へと駆り立てることや、武器や防衛装備品の輸出を上げて防衛産業に貢献することが、国際社会において名誉ある地位を占めるということなのでしょうか。



安倍首相、答えてみてください。私はいつもあなた方の行動に注目しています。注目するだけでなく、あなた方が間違っていることを言っていると私が感じたとき、私はここで一人の国民として声をあげます。なぜなら私は一人の主権者だということを思い出したから。



安倍首相あなたが、主権者である国民一人一人の考えに寄り添えているかどうかの支持率の低さに対して、あなたはテレビ番組で、支持率のために政治をやるような人気取りを目的とした政権では本末転倒だとおっしゃっていました。




「国民のほとんどはこの法案を上っ面だけみて戦争法案と呼びこの法案に反対しているが、この法案がいかに日本の平和のために必要かは私は分かっているし、ほとんどの憲法学者も違憲だとしているが、今に私がいかにこの国を思っているのかわかるだろう」

とでも言いたいのでしょうか。そのような考えは、私たち国民をなめきっている態度の表れではないでしょうか。



あなた方政府が発表した法案の内容を読み、毎朝新聞を読み、時々国会に傍聴に行き、この国の枠組みである立憲主義と民主主義の意味を理解し、この国の憲法が主権在民、戦争放棄、基本的人権の尊重を基調としていることを学校で学んできた、ただの一人の国民である私の安保法案に対する主張を、同じくこの法案に反対する半数以上の国民と、この法案を違憲とする多くの憲法学者の声を、上っ面だとか誤解だとか言うことはできないのではないでしょうか。

国民の一人としてこの国の平和を、主権者として考えていこうと決心した私を含め、数多くの国民と数多くの憲法学者の主張に寄り添えないのなら、真剣にこの国の平和を考えていく気持ちがないのなら、安倍さんあなたはこの国の首相として失格です。


2015年9月14日

私は安保法案とその強行採決に反対し、安倍政権に退陣を求めます。



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