昨年秋、美顔水を目指して阿寺渓谷を進んだ我々が、あまりの美しさに車を停めて立ち寄ったのが牛ヶ淵でした。

<美しく碧き「牛ヶ淵」 ~阿寺渓谷を遡上(後)~>

$木曽路名水探検隊のブログ-牛ヶ淵

 その際、紅葉の赤と水面のブルーのコントラストが美しかったものですが、緑の季節の牛ヶ淵もまた美しい。

木曽路名水探検隊のブログ-牛ヶ淵(夏)

 数日前、雨が降ったためか、水量が多く、轟音をたてて流れる水流が緑色の水面をかき分け、まるでクリームソーダ(?)のように美しい緑を演出しています。

 上流から見るとこんな感じ。

木曽路名水探検隊のブログ-牛ヶ淵(上流から)

 今回は、動画も撮ってみました。

 画像が粗いためか、スケール感に欠けますが、水流の激しさはわかっていただけるでしょうか。



 さて、昨年来、我々の頭に引っかかっているある疑問があります。

 何で「牛ヶ淵」と名付けられたのか?

 現地の説明書きには、その形が牛に似ているから、と記されていますが、どうやっても牛には見えません。

 そういえば、南木曽町の柿其渓谷には、「牛ヶ滝」があります。

 あちらも牛の形とは程遠い。

 牛ヶ淵も牛ヶ滝も、どちらも轟音を立てて水が流れる場所。

 思うに、力強い水流を荒々しい獣である牛に見立てたのではないかと。

 牛の形ではなく、牛の荒々しい姿に見立てた、というのなら納得ではありませんか?(momo)