【菊】重陽の節句に向けて | キシャ×キシャ

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劇団主宰の酒婦ぶろぐ。

もう9月ですか!?こんにちは、元帥です!
モバイル・アプリで読んで下さっている方には見えませんが、
ブログのトップ絵を9月仕様にしました。
慣れないフォトショを使って少し加工してみました。

加工前はコチラ。

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鈴木春信「見立菊慈童」明和2年(1765)

何を「見立て」ているのかといいますと、中国の仙人の伝説です。
菊の葉の滴が入った水を飲み、童子の姿のまま不老長寿になったというお話。
ちょっとググっただけでは分かりませんでしたが、ひょっとしたら
九月九日の「重陽の節句」で菊酒を呑んで長寿を祝うのは、
これが起源かもしれませんね。

鈴木春信の書く女性は前後期の絵師と比べてもたいへん童顔です。
たとえ成人女性であってもです。
私の師匠の評をお借りするならば、「ロリロリしている」。
その「ロリロリし」た少女にしては、うなじや菊を摘む手つきの描写が
色っぽくないですか?
題に「童」とありますから10~12歳くらいですかね。
春信にそういう"ケ"があったかは分かりませんが、
ちょっとアブナイ妄想もしてみたくなりませんか?+(0゚・∀・) + ワクテカ +