2017-03-11 18:41:14

TPP問題:米国が抜けたことを幸いに中国が「乗っ取る」可能性

テーマ:政治・経済

中国が環太平洋パートナーシップ(TPP)に参加する可能性が出てきた。中国政府・外交部の耿爽報道官は10日の定例記者会見で、中国がチリで3月中旬に開催される見込みのTPP加盟国会合の参加を前向きに検討していることを明らかにした。

 

記者会見ではチリのムニョス外相がTPP加盟国会合開催し、中国を招待することを表明したことについての質問が出された。

 

耿報道官は、「中国はアジア太平洋地区の経済が一体となって発展することを支持しており、チリおよび関係国との対話と協調を強化する。アジア太平洋自由貿易区の設立を推薦し、開放的なアジア太平洋経済を構築し、通じてアジア太平洋および世界経済の健全な発展に新たな原動力をつぎ込むことを望んでいる」と説明。


中国としては、チリで開催される会合が、これらの目的に役立つことを期待しており、会合参加について前向きに検討しているという。

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◆解説◆
中国は過去10年間以上にわたって自らの国際的な影響力を高めることに注力してきた。2012年秋の習近平政権誕生後は、その動きがさらに加速した。

 

習近平主席が13年に言及したアジアインフラ投資銀行(AIIB)は具体的な動きの1つで、15年12月の発足時には創設メンバー国は57カ国に達していた。中国当局の当初予想以上の「大成果」だったという。

 

AIIBは中国にとって、日本が実質的に主導するアジア開発銀行と、2010年ごろまでに設立への動きが本格化したTPPに対抗する意味合いが大きい。


米国はTPPから撤退したが、これまで関係国が協議を重ねて築いてきた合意事項は残っている。米国と入れ替わりに、世界第2位の経済体である中国がTPPの枠組みに入れば、世界経済における中国の発言力は高まることになる。米国が自らの影響力を維持し、台頭する中国を押さえるために築いてきた枠組みを、そのまま中国に利用されかねない状況だ。

 

報道ではチリ外相が中国を招待することを提案したとされるが、中国とチリの間で何らかの意思疎通があったと考えるのが自然だ。中国としても国益のために行動することは当然の権利なので、米国が抜けたTPPを利用しようとしても、中国を非難するわけにもいかないことになる。(編集担当:如月隼人)


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