記者会見、兄さんは黒のスーツだった


TVであの笑顔を見ることが出来た


私もつられて笑顔になった


感謝、ばかりだ

あの人には






色んな人の悩みごとを聞いて

お返事する毎日は


時々私を苛む



今はもう私に相談すらしなくなった人も

私はちゃんと、見ているよ



どれも気持ちは分かるが

「私だったら」という見解でしかアドバイスを出来ない



相談事をする人達は

一体、私に何を求めているんだろう?



私は時々、思うんだ


悩んでいる人達の中には

劇的な変化


今いる場所からの逃避を

望んでいる人がいる



それでは無理だと、私は思う



お気楽に見える人達も

私も

彼も

あの人も

この人も


悩みのない人なんていないし

皆、傷付いて悩んできたんだ


痛い体で歩を進めて

ようやく今の位置にいるんだ



私の弟は

優しいから

そんな声にも耳を傾けたいと言う



そんな彼を

私は立派だと思う反面


私に、あれは出来ない


逃げ腰でいる間は

私の言葉など、響かないのだろうから

何も言いたくは、ない




人生は

自分の意思なくしては成り立たない


生きているのでは、ない

神から生かされている

期限つきの人生を


それをどうするも

自分の意思ひとつに掛かっている



勿体ないと思わないか?



これを読んでいるその数分も

もう行き過ぎて、2度とは戻らない


リミットは等しく、誰にもカウントされているんだ



どうにも追い込まれて

もう限界だと思っても

踏み出してみたら

世界がひらけるって、こともある



可能性を

信じてみても良いんじゃないか?



誰かにどうこうされた人生なんて、つまらない


同じく、誰かに幸せにして貰っても

それは本当の幸せとは違う


自分の思うまま飛び立つチャンスはきっと、ある




投げたら


終いだ



アンタの、負け




生きるってことは、戦うのと同じこと