大方の予想通り、減収減益での着地となった。パズドラはリリースして4年半、自分や周辺の遊び方を見ても人気アニメとのコラボで一時的に売上増があったとしても、国内売上がここから回復するのはかなり難しい。
ただ減収減益といっても3Q累計での営業利益365億は、コナミ(時価総額6170億)の2Q170億や、サイバーエージェント(時価総額3850億)の通期368億など比較しても見劣りしないものとなっている。
まあガンホーの場合パズドラに頼った営業利益で、そのパズドラが右肩下がりのため他社と比べて先行きの不安が出てくるのは当然だ。その為に営業利益が良くても時価総額は2400億程と同業他社に比べて評価されてないのは仕方ないとも言えるが、今後「パズドラの次」と言えるタイトルが出てくるならかなりお買い得な水準と見ることも出来る。
決算説明会資料ではガンホーはPS4の「LET IT DIE」で家庭用オンランのF2P市場の新規開拓や、新作スマホアプリのセブンスリバースの今秋リリース、パートナーパブリッシングなど、パズドラの次を目指す施策が本格的に動き出すように見える。これが成功するかはもちろん未知数だが、業績のトレンドが転換する可能性は十分にあるように思う。
まずはセブンスリバースがどうなるか。そして海外展開から世界配信と目線を変えての施策が上手く行くのか。今まではパズドラに頼り切ってたガンホーだが、ここからは新しい展開が待ってそうだ。今後に期待したい。