「むこうの仕事もうまくいってるし・・・そろそろかなって思って・・・。」
「・・・?」
蓮がいう、むこうというのは、言うまでもなく、アメリカだ。二年ぐらい前から蓮はアメリカでの仕事もやっている。
すると蓮は後ろから何か小さな箱をだして、
「・・・キョーコ、俺と・・・結婚、してくれないか?」
箱をあけて、プロポーズをしてきた。箱の中にはもちろん婚約指輪だった。
「け、結婚・・・?」
「うん。」
「敦賀さんと?」
「うん。」
「私が・・・?」
「うん。」
キョーコのセリフに蓮はただ頷く。
「・・・うれしい・・・。」
箱をうけとり、キョーコは頬をそめ、箱を握り締める。
すると蓮が突然とキョーコを抱き締めた。
「きゃ!」
突然だったため、キョーコは軽く声をあげてしまったが、
自分を抱き締める彼の背に腕を回す。
「・・・俺と結婚してくれる?」
「・・・はい。」
まだ返事を聞いていなかったため、蓮は聞くと、彼女は答える。
「ずっと、幸せにする。」
「はい。」
「ずっと・・・いつまでも、君を愛するって誓うから・・・。」
「はい・・・。」
彼女にキスをしようと蓮はキョーコから少し離れ、顔を近づけると、なぜか拒むように彼女は顔を逸らした。
「・・・キョーコ・・・?」
「ずるいです・・・。」
「え・・・?」
「今、その姿でキスされたら・・・夢が叶ったように思えちゃいます・・・。」
「ああ・・・。」
キョーコの言葉で、蓮は意味を理解した。
「いいよ、別に。俺は永遠に、君の王子だ。」
「・・・やっぱり、ずるいです・・・。」
「いいよ、ずるくっても。君の王子で居られるなら・・・。」
蓮はそういいがら、キョーコの唇に自分の唇を重ね、ぬくもりを感じたキョーコは静かに目を閉じる。
シンデレラ・・・それは、誰もが、自分の王子を見つけられれば、願いをかなえることはできるのかもしれないーー。
おわり
あとがき
なぜだーー!!
なぜ文章が入りきらない~~~!!
こういうことばかりだOTL
まぁ、それはおいといて
プロポーズねたです。
なんか、けっこうあまあまになっちゃいました。
それでは、またノシ