ほとんど身近にきくことがなかった言葉「忖度(そんたく)」が、最近話題のワードになっている。
(他人の心をおしはかること)
「忖度問題」において
これに対応する英語がなくてニュース英訳に困ったという、日本独自の言い回し(概念)かもしれない。
うっすらとどこかで読んだことがある単語だけど、町に行き交う若者へのインタビューではほぼ全員が「知らない」とのこと。
古い日本人はよく知っている言葉らしい。
例文 :太宰治「ダス・ゲマイネ」より
・・・私は、彼の言葉をそのままに聞いているだけで彼の胸のうちをべつだん何も忖度してはいないのだというところをすぐにも見せなければいけないと思ったから、「その小説は面白そうですね。
忖度する、、、、なんて 口語で使ったことはないけれども
「間を読んだり」「空気を読んだり」「行間をよみとったり」「場をくみ取ったり」と、
アトモスフィア的な行動は日常にあふれている日本である。
年齢とともに、「物事を歯に衣着せずズバリ言ってもいい」ような気がしていたけれど、
やはり何かに包まれた他人の言動を読まないといけないのか。生きにくい!
本音を適切な言葉で発言し合う仲間が欲しいと、本当に思う。
この年になって、本心を正しく理解してもらえる人はほんの一握りだと感じている。
表面的なつきあいはできるけれど、曲がった解釈をされない人が「理解者」なのだ。
遠慮しすぎて間違ったりせずに、
忖度しつつも 正しくおもんばかって、正しく理解してくれる人とだけ
残る生涯つきあってゆこうっと・・・・・
残る30年の間に、自分の身の置き方を整えてゆきたい。
お家のお掃除とか整理なんぞ、ほんのとっかかりである。
それさえできずにいたら、身辺整理はとてもできないからね。
50歳近辺の人びと、急ごうよ!