【メロキュン企画第9弾!】アレキサンダー☆酒よりも俺に溺れて?☆翌日 | KIRAKIRA☆

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こちらはスキップビートの二次小説ブログです。CPは主に蓮×キョ-コです。完全な個人の妄想の産物ですので、原作・出版者等は全く関係ありません。また、文章の無断転載は固くお断り致します。

メロキュン企画 第9弾!!【メロキュン☆カフェバーオープン!】


前回のバレンタイン企画【メロンシャーベット☆溶けてしまうのは誰のせい?☆ 】の続きです☆


では、どうぞ!!



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ホワイトデー・・・・翌日



抱かれたい男NO1俳優のマネージャーである俺は、かなりドキドキしながら蓮のマンションへと足を運んだ。

昨夜、アイツが想い人であるキョーコちゃんと会っているのは知っている。


バレンタインデーにした告白の返事をキョーコちゃんから聞くために。



昨夜は・・・結構・・・遅い時間から会っているよな?


アイツ、翌日の午前中は出来れば仕事入れるなと言っていた・・・よな?


そして、アイツは抱かれたい男NO1で・・・・



と・・・・いう事は・・・・・




・・・・・どうしよう・・・いや、いくらなんでも真っ最中とかって事はないよな!?

もう昼前だし!!

いくらアイツでも、そんな・・・キョーコちゃん相手に朝までガッツかないよな!?


でででででででも!

昨夜ガッツき過ぎて、キョーコちゃん起き上がれないとか・・・・はたまたお風呂上がりでドッキリバッタリとかしたら・・・・


いやだ~ッ!!闇の蓮さんが降臨してしまう~!!!




・・・・・と、あらゆる事態にそなえて、俺は対処できるように心構えをして行った。



だけど・・・・




これは想像できなかった。











「・・・・・・・・・お水をとにかく飲んだ方がいい。体内のアルコール濃度を薄めるしかないから」


「はい・・・・・」




ソファに横になりながら頭を押さえるキョーコちゃんと、その周りで甲斐甲斐しく付きまとう蓮の姿。


風邪とかだったら美しい光景なんだろうけど、その実情を知っているだけにどうしてもフィルターがかかってしまう。



さぞかしピンクな空気が飛び交っているかと思えば、二日酔いでグロッキーになっているキョーコちゃんの姿。



「一体どれだけ飲んだの?」



キョーコちゃんの性質を知っているだけに、バカ飲みする様なタイプには見えないんだけど・・・


「そんなに飲んでいません。いつもはアレぐらいでは酔わないんですが・・・まさかここまでとは・・・あのカクテル・・・・ええと・・・アレキサンダー・・・」



聞いた瞬間、思わずコーヒーを噴き出した。


アレキサンダーって、あのアレキサンダー!?




「え、キョーコちゃんそんな強いカクテル飲んだの!?」


「へ?」




きょとんとする顔は・・・・もしかして知らない!?


蓮~!!!




「あれって、ショートカクテルで・・・・その、飲み口はやわらかいけどアルコール度数が20%以上あるんだよ!?」


「にじゅう・・・・」


「ちなみに、ビールが大体6%、ワインは14%ぐらいかな」



どれだけ高い数字か理解したのか、目をまんまるにするキョーコちゃんにもう同情の気持ちしか湧いてこないよ・・・・




「ほら”酒とバラの日々”っていう映画あったでしょ?あれで、ある女性がお酒の味を覚えるシーンで使われているんだけど・・・その女性はその後、アレキサンダーの美味しさに中毒になって、飲み過ぎて、最後はアルコール依存症になるんだけど・・・」


「そ・・・・そんなに強いお酒なんですか!?」




叫んで、自分の声が響いたのか頭を抱えている。


肝心の犯人はというと、明後日の方を見て知らん顔だ。




コイツ・・・・確信犯だ!

酔わせて、あわよくば・・・と思っていたに違いない!!



なんて悪い・・・・いや、せこい男なんだ・・・お兄ちゃんは悲しい・・・。





「敦賀さん!私をアルコール依存症にする気ですか!」



頭が響かない範囲で声を上げるキョーコちゃんに、蓮はニッコリと笑った。


・・・・・・そうだ、コイツは開き直り月間強化中だった。





「まさか、君はお酒に溺れるよりも、俺に溺れて欲しいんだから」






絶句





イイ男は何を言っても許される訳ではないが・・・・取り敢えず何を言っても様にはなるらしい。







「ああ、そうだ、社さん。今更ですが最上さんと晴れて恋人同士になりました」


更にイイ男は、固まるマネージャーにニコニコと報告をしてきて

その言葉にいち早く反応したのはキョーコちゃんの方だった。



「ツ、敦賀さん!私はまだその件については・・・ッ」


「君が昨夜言ったじゃないか。俺が好きだから恋人になろうって」


「好きだとしか言っていません!・・・・・あ」


「また言ってくれるなんて嬉しいな。昨夜の君の潤んだ瞳も可愛かったけど・・」


「ごごごごごごご誤解を招くような事は言わないでください!・・・・痛ッ」


「ほら、大声を出すよ頭に響くよ?」






早速犬も食わない何やらを始めている二人を見て思った。







もう勝手にやっててくれ!!














すっかり放置する姿勢を取っている社さんと、頬を膨らませながら抗議をしてくる最上さんを見ながら俺の胸は暖かいものと喜びで満ち溢れていた。



ねえ、最上さん



このカクテルを選んだもう一つの意味




ソレもいつ受け止めてね



あと、君のソレはすっかり吐きだされてしまったという事にしておくよ。


まあ、君のは全然甘くはなかったけと。



カクテルには意味もあるんだよ?




アレキサンダーは




『初恋の甘い思い出』











ニコニコと私をなだめようとする敦賀さんをみながら



なにかしら、心は少しスッキリしていた。


まあ、頭は鉛のように重いけど・・・・




全部吐き出しちゃったからかしら



吐きだしたモノの中に、何か私を縛っていたものまであったのかしら





『アレキサンダーの美味しさに中毒があって』


『酒よりも俺に溺れて欲しいんだから』







言われるまでもなく




手遅れかもしれない







敦賀さんの愛の言葉に既に中毒になりそう。













なんか最後、ちょっと下品ですみません・・・・



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