我々は音を立てずに復興する
昨日友人から届いたメール。
彼女は金曜日は会社から長時間かけて徒歩で帰宅。
大勢の人が冷静に粛々と歩いて帰宅している様子は、
本当に凄いと思ったと。
さらに、途中に寄ったスタバではお店の方から
「お疲れ様です。せめて温かいコーヒーで温まってください。」と声をかけられ、
こんな時にも仕事に従事している方からの言葉に恐縮してしまい、
「いえいえ、あなたの方こそこの状況で大変ですよね。がんばってください。」
と言ったら、深ぶかと頭を下げられたとか。
日本人は素晴らしいですよね。
その彼女からタイトルにある下記の記事を教えてもらいました。
人それぞれ考え方があるとは思いますが、こういう災害時には
明るい希望や日本人の誇り、人々の温かさが力を与えてくれるのだと思います。
不安を語っても事態は変わらないので、夫々ができることをした上で
明るい未来を信じて向いたいのでシェアさせて下さいね。
以下は、アゴラ(言語プラットフォーム) のこちらの記事 から転載させて頂きました。
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旅先でよく「何人ですか?」と訊かれる。
以前は、「日本人です」とはっきりと答えることを躊躇した。
なぜなら、そう答えるとボラレたり、騙されたりする可能性が飛躍的に向上したからだ。
しかし、30数カ国を旅し、複数の国の人たちと実際に仕事をしてみた結果、
「日本人はもしかしたら世界一優秀な民族ではないか」と思えるようになった。
これは別に愛国心からではなく、単純に比較検討した結果だ。
だから、今は同じ質問をされても、はっきりと「日本人です」と言えるようになった。
東北地方太平洋沖地震で多くの人が亡くなったが、
その一方で世界中から日本人のモラルの高さに賞賛の声が挙がっている。
その理由の1つに、我々は「最悪の事態」を常に想定し、
またそのように教育されてきたことが挙げられる。
地震や津波、それに火災を常に想定し、その準備を怠らない。
高さ10mもの堤防を備えている国などそうそうない。
仕事でもそれが当てはまる。
他国の人との仕事では、
こちらの10の要求はせいぜい5か6程度でしかこなされず、
事細かに指示をしないと動いてもらえない。
納期なども守られた試しがない。
日本人は1の指示でも、10をこなすことができる。
常に最悪のケースを想定し、そしてそれに対する最善の努力を怠らない。
我々はなるべく客観な目を持って仕事を行い、
「身勝手な行動」とは程遠い行動規範を持っている。
そして、納期は死守する。
他国では最悪の事態はそうそう起こらない。
日本は違う。
戦争では負け、原爆を一度ならず二度も落とされ、
世界初の被爆国となり、台風や地震には常に悩まされてきた。
阪神大震災や新潟県中越地震などの大地震も記憶に新しい。
日本人に取って、最悪の事態は身近なものだ。
しかし、それが起きるたびに我々は鮮やかに復興してきた。
音も立てず、大騒ぎもせずに、自分たちが出来ることだけを心がけて、
復興してきた。
菅首相は「参ったな」と表情でスピーチを行い、
まるでリーダーシップを発揮することはない。
だが、いつ日本の首相がリーダーシップを発揮しただろうか?
我々は誰かに頼ることなく、
一人の一人の努力でここまでのし上がってきた民族だ。
それを集約させて、優れた工業製品を作り、
他国ではあり得ないほどのサービス精神を培ってきた。
政府は相変わらず迷走し、マスコミは感情的な放送で日本の危機を煽る。
でも、今は我々はツイッターで情報を共有し励まし合い、
FACEBOOKで世界と繋がっていられる。
そうして、我々は世界があっと驚くようなスピードで、
音も立てずに鮮やかに復興する。
株式会社ワンズワード 代表取締役 松岡 祐紀
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お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、
一人でも多くの命が助かること、被災地の一日も早い復興を願い、
心を一つにして頑張りたいです。
ご参考まで