1月23日、24日の土日に第3回おとな版鯖江市地域活性化プランコンテストを開催しました。

地元愛に燃えるアツい鯖江人と、全国から集まった多種多様な
ブレーンがタッグを組んで鯖江市の地域活性化策を考えるこのコンテスト。

これまで2回開催してきて毎回感激しましたが、今回は一番じーんとしました。
プランがどうの。ではなくて、お題提供者の方々の熱さに感動し、それに応えようとする参加者の姿に。
学生版は、「よそ者・若者・ばか者」によるプラン提案で、テーマはなく自分でゴール設定します。
そのため自由度は高く、思い切ったプランを提案することができますが
広すぎてどういうテーマ(目的)にするかが難しく一番悩むところだと思います。
おとな版の場合は、お題が決まっていて、お題提供者から現状と課題、更にはどういう構想があるかも事前に共有されています。
お題が決まっている分取り組みやすいとは思いますが、お題提供者の想いが強いと
なかなか真逆のプランであったり外れたプランが出し辛く自由度は下がります。
お題提供者を説得してでも自分達のやりたい事をやるのか。
それともお題提供者の想いを汲み取って、想い、夢を叶えるプランを提案するのか。

今回は圧倒的に後者だったと思います。

最初は、ちょっとお題提供者に引っ張られ過ぎなのでは。と思っていましたが、
一緒に想いを聞いていたら私もすっかり感化されて反対意見言えなくなりました。
反対意見を言えなくなった。というよりも、応援したくなった。共感者になりました。

こういうことなんでしょうね。
結局「想い」に勝るものはない。
想いがあるからこそ一歩踏み出す力も出て、実現させていくパワーも持続する。

だからこそ、もう既に動いています。2プラン。
他の2プランもやる気満々で、次のアクション急かされています。(笑)
おとな版第2回から導入した未来会議。
市民の皆さんに、今回出たプランをブラッシュアップさせていくお手伝いをしていただきます。
共に創る。

高野社長が、「絶対に否定してはダメ。これまで取り組んでこられた、がんばってきた人達がいるから今がある。だから絶対に否定はしちゃいけない。」とおっしゃっていました。
「考え方ややり方が違っていても、目的は同じなんだから話せばいい。そして一緒にやっていくには否定をしてはもう協力してくれない。これがだめだ。このやり方がだめだ。というのはいらない。何をするか。を提案するプレゼンにしよう。」と。
これまで、地に足つけてやってこられたからこその言葉で重みがあります。
現場でやってこないと言えないわからない。実現させていくためには絶対否定はしちゃいけない。


最初に感想書いちゃいましたが、写真と共に紹介していきます。
1日目。まだ雪降ってなくて無事みんな午前中のうちの鯖江に到着。
「らてんぽ」に集合。
ガイダンスの後、早速中間報告会!
おとな版は、12月5日にお題提供者と顔合わせをした後、Skypeや電話、SNSでプランを作っていきます。そのため、鯖江に集合した時にはすでに方向性は決まっています。


学生版でもお馴染み、頼りになるメンターからビシバシ鋭い突込み。
社会人には容赦ない(笑)

『チームお年寄り』
お題提供者:久保田酒店 桐子さん
学生版第6回参加者でもある浦井くんが社会人2年目にしてリベンジに。


『チームめがね』
お題提供者:キッソオ 熊本さん
学生版第1回に出場し、めがねギネスを実現。そして毎回スタッフとして鯖江に通ってくれている金井くんが8年ぶりに参加者に!
末並くんは第1回おとな版以来2回目の挑戦。


『チームまちなか』
お題提供者:古町商店会会長 倉橋さん
学生版第4回参加者の高野くんが久しぶりの鯖江に。お友達2人を誘って参加してくれました。


『チーム伝統工芸』
お題提供者:ヤマト工芸 高野社長
ここは唯一過去参加者がいないということで、焦って毎週ミーティングしていたそうです。
2週間前にも鯖江に現地調査に来ましたが、その時にはかなり調べてきていました。


中間報告会で指摘された点を詰めていきプランニング。
夜はお待ちかねの懇親会。おとななのでお店(まつや)で懇親会。
毎年恒例、発表順決め。
意識高いイベントで、意識低い企画。

チーム代表者によるガリガリ君早食い。
左から、1位、2位、3位、4位。でした。

夜は神明苑で温泉入ってプランニング!
そして本番。

吹雪いていて、観覧者誰も来なかったらどうしようかと思いましたが、
さすが雪国。来てくださいました。本当にありがとうございます!


コメンテーターの皆様。
おとな版は「審査」ってしないので質疑応答だけしていただきます。


観覧いただいた方、USTで見られた方は同じ感想を抱いたと思いますが、
すごく伝わりませんでしたか?熱い想い。
コメンテーターの方々には、おとななので「厳しく」質問してもらっていいです。と事前に伝えていました。
その通りかなり厳しい質問が飛びましたが、参加者に任せていたのにマイクを持って答えるお題提供者。


「できんことない!」と出てきた高野社長。
いやーしびれました。これぞ「おとな版」の醍醐味だなと心底感動しました。


プラン。で見ると、甘いところもあるかもしれません。
縮こまりすぎて面白味に欠ける内容かもしれません。
でも、「おとな版」はこれでいいと思ってます。
尖ったプラン、面白いプラン、鯖江に対して厳しい意見をいうプラン。
これらは学生達に任せます。

お題提供者がいてのおとな版地域活性化プランコンテスト。
お題提供者の想いを叶えるプランコンテストでいいじゃないか。
どれだけ叶えられるプランを提案してきたか。
実現できるようなプランであるか。ちゃんとリサーチしてきた上でのプランなのか。
だから審査員いないんです。
観覧いただいた皆様に、市民の皆様に投票していただいて賞決めるんです。
地元愛に燃えるアツいお題提供者の想いを叶えられるプランが出たらきっと鯖江は良くなると思うんです。

そして観覧者の皆様の投票の結果。
チームめがねの「メガネーランド構想」が選ばれました。


金井くん、8年越しのリベンジおめでとう!
末並君もおとな版2回目にしてのリベンジおめでとう!

第1回にお題提供者としてめがねのお題を出した吉川さんは、
熊本さんの義理のお兄さん。
吉川さん応援に来ていましたが、桐子さんのところに負けたかも。と思ったそうです。
第1回で賞をとったのは、桐子さんの旦那様、久保田さん。
また久保田さん夫妻にやられたか・・・と若干気弱になったそうですが、良かったですね。
吉川さんのリベンジも熊本さん果たしましたね。

こういうなんか身内でなんかもなんかいい。田舎ならではかも。


「眼鏡の聖地」としての鯖江ブランディング=メガネーランド構想。
眼鏡の土産を鯖江の玄関口(駅や駅周辺)に置くのは『夢の第一歩』。と熊本さん言ってましたね。
そしてその第一歩、もう動いています。
冒頭でも書きましたが、もう動いているんです。

お題提供者の方が共通して、
「夢の第一歩。やれるところからまずはやる。10年はかかるな」
と言っていて、10年やる覚悟があることに感動し、また私も巻き込まれました。

はい、やれるところからやります。
私も、学生団体withもNPO法人イドバタの学生版メンター陣も運営者として支援していきます。

参加者の皆さん、刺激と知恵と熱意をありがとうございました。
雪のせいで打ち上げ懇親会で一緒に騒げなかったのは残念でしたが、
きっとまた鯖江に来てね。ということだと思うので鯖江で待っています。

共に創る。
鯖江市地域活性化プランコンテストのコンセプト。
学生版もおとな版のそれぞれの役割も私の中でもはっきりしました。

本当にありがとうございました。


見逃した方はUSTご覧ください。
第3回おとな版鯖江市地域活性化プランコンテスト