昨日
本当の目標☆ ~203~
で目標について書いたので
今日もそれに乗っかります
ピーキング ~61~
で紹介したように
本当に強くなるためには1年間もしくは
3,4年を通しての計画が必要です
そのうえで
どこに選手のピークが来るように計画するか
それがコーチの腕の見せ所です
どこにピークを持ってくるか
=(イコール)
一番の目標は何か
っていうことになります
(つまりは昨日の本当の目標☆ ~203~ )
インターハイに出場したいことが最大の目標なら
インハイ予選にピークを持ってくる必要があります
インハイ本番の8月にいくら絶好調でも
インハイそのものに出られていなければ
意味がないわけですよね
逆に
インターハイで優勝しようとしている選手は
予選でピークにするわけにはいきません
インハイで疲れきってしまっていては
優勝どころの問題ではなくなってしまうからです
ゲーム練習はとってもいい実践練習ですが
ゲーム練習ばかりで
トレーニングをしなくなれば
体力が落ちて結局は勝てません
ピークを持ってくる大会は
1年に1つか
半年に1つだと考えていいでしょう
でも
選手によってはスケジュールの都合上
2ヶ月くらいの間に試合が3つ4つ連続する
なんていうことがあります
そこで必要になってくるのが
試合の位置づけです
大学生は夏から秋にかけて
東日本インカレ、秋リーグ、全日本インカレ
と 毎週のように試合があります
大学日本一を目指すのであれば
東日本から秋リーグ、インカレと
徐々に調子が上がっていくように
練習とトレーニングを積んでいきます
東日本を単なる予選と捉えて
ゲーム練習ばかりに固執せずに
課題に取り組んでいけば
その分インカレでいい成績を出せるのは
当然といえば当然です
逆にインカレ出場を目標にしていると
東日本にピークを持ってこざるを得ません
1つ覚えておかなくてはいけないのは
ピークの時は調子もいいはずなので
かなりいつもよりも動けます
でも
その反動でそれまでに積もり積もった疲労は
その直後にピークを迎えます
つまり
東日本でピークを作った選手は
その後の秋リーグでのパフォーマンスは
求めるほうが酷なんです
チームの最大の目標は何なのか
個人の最大の目標は何なのか
それをはっきりさせて計画を作らないと
そう都合よく人間の体というのはできていません
早い段階から計画を練って
細心の注意を払ってきた選手が勝つのは当然というか
勝つべくして勝つという感じですね
ただ
選手の方が勘違いしてはいけないのは
ピーク時の全力プレーのパフォーマンスを100%としたときに
その手前の大会で全力プレーの仕上がりが80%とかなだけで
選手が手を抜いて8割の力でプレーをする
と言うわけでは決してありません
仕上がりが8割なのに
手を抜いて8割の力しか出さなかったら
0.8×0.8=0.64
ピーク時のたったの64%の力しか
出ていないことになってしまうからです
そこを間違えてしまうと
永遠に勝てない選手になってしまうので
お気をつけください
チームの最大の目標
自分個人の最大の目標
まずはそれをしっかり決めないと
スケジュールが決まってこないんですね
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