いきなりのクイズ問題ですが
じょうきょうはんだんの
“じょうきょう”
という漢字を書けますか
一般的には「状況」と書きますが
スポーツ運動学の中では
「情況」という言葉もあります
「状況」とは
ある程度おおざっぱな場面を指すのに対して
「情況」というのは
もう少し細かい具体的な「情」報がある場面を指します
バドミントンでいうと
例えばダブルスで
「ロブを上げた」
という状況に対して
「横に開いたサイドｂｙサイドの陣形で構える」
という行動をとるのは
正しいというか 当り前の判断です
でも
ロブを上げた
サイドbyサイドにならなくてはいけない
というルールがあるわけではないので
ロブを上げたからこそ
攻撃的な前後のトップ＆バックの陣形になった方がいい
そういう場面もあるわけです
例えば
ある高さに ある強さのロブを入れたら
クリアーを上げるか
ドロップを落とすしかできない相手に対して
ロブを上げたらそのまま前に陣取って
ドロップがきたらガツンとたたく
クリアーがきたらパートナーに
ガツンとたたいてもらう
つまりロブを上げてもトップ＆バックの方が
正しい判断のこともあるんですね
自分の打った球の質を考えずに
（知らずに）
「上げたら開く」
という決まった行動しか取れないのでは
なかなか勝つことができません
逆に
たまたまうまくいったからといって
ただ単に早いロブを入れただけで
前に出ていくというのも
ワンパターンな情況にはまっているのと同じです
ただ
失敗を恐れずに
いろんな球を入れて
いろんなタイミングで動いてみることで
いろんな情報に敏感になって
情況を把握できるようになります
その積み重ねで
「状況把握」
そして
「状況判断」
ができるようになっていくんですね
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